米国株の基本と取引時間について

米国株の取引時間については、これまでも何度か論じてきました。できるだけわかりやすい言葉で、お伝えできるように意識しています。今回は、私が実際に、対面で説明するのとは違う方法で、説明していきたいと思っています。

まずは、米国株の基本からです。そもそも、日本で株式の取引をしている人が参入する、というのが一般的ですが、必ずしもそれが全てとは限りません。ですので、株式のなんたるか(とは言っても基本中の基本ですが)から始める必要があるでしょう。

株式とは、簡単に資金の委任です。必ずしも「あげている」わけではありません。無償で、事業にお金を出してくれる人がいたらありがたいものですが、そう甘い話ではありません。株式を購入する人は、事業に投資をする人となり、事業に関与する権利を手にします。

資金調達として非常に優れたシステムです。

投資家としては、ここまでが基本でしょうか。ご想像のとおり、株式を発行する会社、つまり株式会社は、世界中にあります。アメリカの株式市場は、圧倒的な規模を誇ります。世界経済における米国市場の大きさがそのまま、米国株の存在感に直結しています。

米国株の取引は、米国市場で行います。日本にある株式市場とは別物です。基本的な取引の仕組みは同じなのですが、大おきな違いとして取引時間があります。米国の現地時間に従って実施されることで、その営業時間は、日本では夜中にあたります。

この時差は、一見すると厄介です。しかしながら、日本の証券会社を利用して取引することになるのですが、その中でも、米国現地の時間に縛られずに取引が行えるものがあります。これを利用すれば、まるで日本の株式を扱っているかのような利便性が得られます