友達は無理をして作らなければいけないのでしょうか?
就職するうえで、友達の存在というのはどこまで重要視されるのでしょうか。
友達がいない大学生も沢山いますし、最近では「ぼっち女子」も人気がありますよね。
今回は、友達がいない大学生のデメリットとメリットや、友達が欲しいなら気を付けたいことをご紹介します。
友達がいない大学生のデメリット
まず初めに、友達がいない大学生のデメリットを紹介しましょう。
あなたやあなたの周りでも当てはまることがあるかもしれません。
- 大学生活をエンジョイできない
- あまりにも情報が入ってこない
- 就職に不利
- 精神的負担が大きい
大学生活をエンジョイできない
大学生になったら行動範囲も広がりますし、使えるお金も増えるでしょう。
高校までのように授業が決められているわけではないので、授業と授業の間に空き時間を作れるし、使える時間も増えるからです。
また、長期休暇には友達との旅行もできますし、普段はサークル活動、授業の空き時間に学食やキャンパスでワイワイ楽しむことができます。
しかし、これらの活動は、友達がいないと楽しむことはできないのです。
あまりにも情報が入ってこない
全ての情報を一人で得るのは相当の努力が必要であり、友達同士のネットワークは大切です。
例えば、日常的で些細な情報だとすれば、講義の休講情報。
たいていどのクラスにも、開始時間より早めに学校に行く人が何人かいますが、そんな人たちから「1限目休講!」と連絡が貰えれば、通学途中の駅で寄り道したり、その日はその講義だけなら引き返すことも可能です。
友達が、その友達から聴いた情報などを加えていけば、その情報は学内にとどまりません。他大学の情報や広範囲の地域の情報まで知ることができるでしょう。
一人で得ることができる情報には限りがあります。
友達がいない大学生は、友達がいる大学生に比べると、持っている情報が1/50くらいだというのも、大げさな話ではありません。
就職に不利
え?こんなことにまで影響が?と思われるかもしれませんが、友達がいない大学生は、就職に不利になってしまいます。
どうしてなのか、ざっと例を挙げてみましょう。
友達がいないと就職に不利な理由
- 就職に有利な情報が入ってこない
- 大学生らしい「仲間との協力」などの実績がないため、学生生活での自己アピールがしづらい
- 就職活動をする者同士で、精神的に支え合えない
情報が入ってこないのは前述のとおり。就活はある意味戦いです。普段仲良くしていない人に、就活だけ情報提供してくれる人なんて、まずいないでしょう。
また、友達がいないまま大学生活を過ごしたのなら、企業が求める協調性のある人材や、リーダーシップのある人材であるという証明や、自己PRに繋がるエピソードを持つことが出来ないでしょう。
さらに、精神的にサポートし合える人がいないので、一人で戦わなければいけないということです。
もちろん家族は支えてくれるでしょうが、同じ立場に居るからこそ、精神的な支えになれることもあるのです。
精神的負担が大きい
友達がいない大学生は、精神的負担が大きくのしかかってきます。
就活であった辛いことを話して励ましてもらえることもなく、相談もできません。
講義ごとの教室の移動や、ランチタイムが一人ぼっちなのはもちろんのこと、実習や実験でグループを作れと言われたときも、余りの一人になってしまうことが多々あります。
常に孤独と隣り合わせで、笑顔でいる機会も減ってしまうでしょう。
自ら好んでひとりを選ぶ人なら覚悟の上でしょうし、一人の方がラクだと考えているのでしょうが、友達がいない・・・と悩んでしまうような人なら、これらのことに耐えられないかもしれません。
ちょっとした悩みを笑い飛ばしてくれたり、相談に乗ってくれる同年代の仲間がいないというのは、全てを一人で抱え込まなければいけない為、精神的負担が大きいのです。
友達がいない大学生のメリット
友達がいないことはデメリットばかりと思われがちですが、メリットもあります。
- めんどうな人付き合いがない
- 気が乗らないことをしなくても良い
- お金がかからない
- 精神面でタフになれる
めんどうな人付き合いがない
友達だからと言って、何から何まで気が合うわけではありません。自分からすれば無駄だと思うような用事にだって、付き合わなければいけないこともあるでしょう。
しかし、一人ならそんな思いをすることはありません。
夜中の長電話や、終わりどころが見つからないLINEに付き合う必要もなく、時間は全て自分のために使うことができるのです。
気が乗らないことをしなくても良い
友達付き合いの中では、気が乗らないことをしなければいけないこともあります。
「今度の休日は、〇〇へ行こうよ!」とグループ全体で盛り上がったなら、「私興味ないからパス!」と言える人は少ないでしょう。
あんまり興味ないなと思いながらも、仲間内の「誰か」の希望に合わせて行動することになるのです。
もちろん、その誰かが自分の時もあるので、お互いさまと言えばお互いさまですが、気が乗らないのに出かけるのはおっくうですよね。
一人でいれば、そんな思いをすることはありません。
あらかじめ予定を決めていたとしても、自分の気持ちが乗らなければ、延期しても取りやめても誰にも文句を言われないのです。
お金がかからない
人付き合いには交際費がつきものです。例えば、先ほど例に挙げた「気が乗らない事」でも、付き合って出掛ければお金はかかります。
一人でいれば、さほどお金がかかることもないでしょう。
もちろん趣味や食事などでお金を使うでしょうが、少なくとも気分が乗らないことにお金を払う事はありません。
友達がいない、人づきあいが無いという事は、お金は自分の納得したことだけに使えるということなのです。
精神面でタフになれる
他人の目を気にせずに、自分一人で行動することができる。それだけでも十分精神的にタフになれると思いませんか?
悩み事や迷った時も一人で解決しなければならないため、何でもかんでも友達に相談している同年代に比べると、くぐってきた修羅場、経験数に違いが出ることに間違いありません。
こういった自立した考え方や姿勢は、社会に出てからもきっと役立つはずです。
友達を作りたいなら気を付けたいこと
「ひとりもいいけど、せっかくだから大学でも友達を作ってみたい」と言う人に、気を付けてほしいポイントを紹介します。
友達作りのコツ
- 話しかけられたらとりあえず笑顔で接する
- 外見を整える
- 人の悪口を言わない
- 交際費をケチらない
話しかけられたらとりあえず笑顔で接する
学生生活を送っていると、友達とまではいわなくても知り合いはできるはずです。
プリントを配ったり、同じ机に座ったり、ちょっとした文房具などの物の貸し借りをするかもしれません。
とにかく、話しかけられたり人と接するときは「笑顔」でいることを心がけてみましょう。
笑顔は周りの雰囲気を良くします。「あなたに好意をもっています」というアピールになるのです。
それさえ伝われば、自分から話しかけるのが苦手な人でも、相手から気軽に声をかけてくれるようになるでしょう。
人と接するときは笑顔をお忘れなく!
外見を整える
あなたならどんな人と友達になりたいですか?不潔な人、ダサい人とは友達になりたいと思いませんよね。
人の第一印象は、見た目が9割と言われています。
「かわいいな」「かっこいいな」「センスがいいな」ということは、十分好印象に繋がるのです。
外見を整えるということは、友達づくりの第一歩になるのです。
「それかわいい!どこで買ったの?」と、こんなことがきっかけで友達になることもあります。
「肌綺麗だね、何かしてるの?美容法教えて」など、外見を整えることで人と話すチャンスは増えるのです。
人の悪口を言わない
せっかく話すきっかけがあったのに、ついその場所に居ない人の悪口を言ってしまったりしていませんか?
相当仲が良くなって、お互いの気持ちがわかるようになったのなら話は別ですが、さほど仲良くない間柄で悪口を言ってしまうと、ただの悪口や愚痴が好きな人だと思われてしまいます。
ほんの冗談のつもりだとしても、まだ、お互いのキャラが良く分かっていない状態での悪口は危険です。
無意識のうちに、悪口や愚痴をこぼしていないか意識してみましょう。
交際費をケチらない
先ほど、友達がいない大学生のメリットとして、お金がかからないとお伝えしました。
「交際費は必要経費!」友達がいるという事はお金がかかるものなのです。
「ちょっとお茶でもしない?」で800円、「ランチ行こうよ」で1,500円。
他にも、友人たちの飲み会や、誕生日プレゼント、旅行に行ったりテーマパークに行くと、一人で過ごしていた時よりはるかにお金がかかります。
今まで友達付き合いをしていなかったのなら、その額にちょっと驚くかもしれません。
もちろん無い袖は振れませんし、あまりにも金銭感覚が違う人とは友達付き合いできませんが、お茶やランチ程度ならケチってはいけません。
あなたの財布と相談しながらで良いので、誘われたら出かけてみましょう!
友達が居なくても居ても間違いではない
友達がいない大学生のデメリットとメリットと、友達がほしいなら気を付けたいことを紹介しました。
両方ご覧になって、あなたなら友達がいる方といない方どちらを選びますか?
これに関しては、どちらが正解と決まっているわけではありません。
友達がいない大学生でも最高の幸せを感じている人もいますし、友達がいる大学生でも人間関係で悩んでいる人もいます。
自分の心と向き合って、自分が心地よいと思える大学生活を送れるような方法を見つけてくださいね!