ムダ毛処理は面倒ですし、剃り残しや埋没毛など、肌トラブルも起こるのに、貴重な時間が取られていると考えるとイヤになりますよね。
ムダ毛処理の時間を節約できて、仕上がりもキレイな医療脱毛を利用すれば、時間を無駄にすることが無くなります。
しかし、医療脱毛は費用が高くて中々施術を受ける決意ができず、結局自分で処理しているという方が多いはずです。
そこで、今回は医療脱毛とエステ脱毛の違いやメリットとデメリットについてお話していきます。
ムダ毛処理にかける平均時間
あなたは、一生でムダ毛処理にどれだけの時間がかかっていると思いますか?
ムダ毛処理の時間についてまとめてみましたので説明していきます。
女性は一生のうち約1ヶ月をムダ毛処理に費やしている
美容脱毛サロン「ミュゼプラチナム」が、関東・関西の20代~60代女性約800名に調査をしたところ、1回のムダ毛処理で平均10.38分という結果が出ています。
1回平均10.38分と聞くと短時間のように思えますよね。
ですが、一生に換算するとムダ毛処理に費やす時間は、平均回数週に1.5回を45年続けたとして約611時間(25日間)ということになります。
この時間がもったいないと感じるか感じないかはひとそれぞれですが、貴重な時間がムダ毛処理によって使われているのは事実です。
また、冒頭でもお伝えしたとおり、自身でムダ毛処理中にトラブルが起こったりするケースも少なくないので、時間をかけても綺麗に処理できる保証はありませんよね。
自己処理でも費用はかかる
自己処理でも道具が必要なので微量でも費用は発生してしまいます。その費用も一生分と考えると決して少ない金額ではありません。
こうしたせっかくの貴重な時間やお金は、医療脱毛やエステ脱毛に通いプロの手でしっかりと処理してもらったほうが、時間的にもコスト的にも実はお得なこともあります。
ここで医療脱毛やエステ脱毛について少しでも知識と取り入れることで考え方が変わるかもしれません。
医療脱毛とエステ脱毛の違い
医療脱毛とエステ脱毛の最大の違いは効果の高さです。
エステサロンと医療脱毛のそれぞれの脱毛方法は次のとおりです。
レーザー脱毛は永久脱毛
医療脱毛では、レーザー脱毛という脱毛方式で、毛を作り出す毛母(もうぼ)細胞を破壊して永久脱毛施術を行います。
費用はエステサロンより高めですが、細胞を破壊するため、再度毛が生えてくることが無いため、完了後は自身でムダ毛処理する必要は一切なくなります。
また、医療脱毛で使用されるレーザーの種類には3種類あり、照射方法はショット式と蓄熱式脱毛の2種類があります。
医療レーザー脱毛の種類と特徴
レーザー種類 | 照射方法 | 特徴 |
---|---|---|
アレキサンドライトレーザー | ショット式 | 日本やアジアで一番使用され実績多く人気ですが日焼けした肌や色黒肌には照射不可のレーザーです。 |
ダイオードレーザー | ショット式又は蓄熱式 | 日焼けや色黒の肌にも照射可能で、うぶ毛など毛の種類も幅広く対応しています。 |
YAGレーザー | ショット式 | 日焼けや色黒の肌にも照射可能、レーザーの波長が長く色素沈着した部分や濃い毛に効果を発揮します。 |
光脱毛は減毛
実は、医療機関のみ「永久脱毛」が認められており、エステサロンが行っているのは「脱毛」ではなく「減毛」です。
エステサロンでは光脱毛という脱毛方式で、医療脱毛に比べて低出力のレーザーをあてて、毛母(もうぼ)細胞を破壊するのではなく弱らせて減毛させていきます。
減毛はムダ毛を生えにくくする、目立ちにくい毛質にするといった効果があるので、エステ脱毛前よりは処理が楽になりますが、ムダ毛処理をしなくていいというわけではありません。
つまり、エステ脱毛で脱毛が完了しても、自分でムダ毛処理をする必要があります。
一方永久脱毛は、医療行為になるため、もし永久脱毛ができると宣伝しているエステがあったらそのエステは法律違反していることになります。
医療脱毛のメリット
医療脱毛には、次の5つのメリットがあります。
- 永久脱毛で自己処理の負担が無くなる
- 短期間で脱毛が完了する
- 毛量が多い、剛毛でも脱毛効果を実感できる
- 厚生労働省認可の医療機器を使うので安全
- しつこい勧誘がない
サロン脱毛にはない、医療脱毛のメリットを1つずつ解説していきますね。
永久脱毛で自己処理の負担が無くなる
医療脱毛は、毛を作り出す毛母細胞をレーザーで破壊するため、永久脱毛が可能です。
永久脱毛なので、ムダ毛の自己処理をする必要がないため、カミソリやワックスが与えるような、大きな肌負担も一気に軽くなります。
また、毛母細胞を破壊してムダ毛が生えないようにしてくれるため、自己処理で起こりやすいポツポツとした埋没毛が起こることもないのでキレイな素肌が手に入ります。
短期間で脱毛が完了する
医療脱毛は、人によって施術間隔は変わりますが、サロン脱毛より早く脱毛が完了します。
- 医療脱毛・・・施術回数5~6回(約1年)
- エステサロン・・・施術回数10回以上(約2年)
理由は1回あたりの脱毛効果が高いため、施術回数は平均で5~6回で通院回数も少なく、期間にすると最短1年で脱毛が完了するんです。
サロン脱毛の場合は、1回あたりの脱毛効果が医療脱毛より低いので、通院回数は10回以上と多くなります。脱毛完了までの期間も、2年以上かかることが多く、終わりが見えにくいというデメリットがあるのです。
すぐにツルツルにしたい人はブラジリアンワックス
医療脱毛もエステ脱毛も「来週水着になるので脱毛したい」というときには適していません。施術を受けてすぐにムダ毛がなくなってツルツルになる、というわけではないからです。
「すぐにでもツルツルにしたい」という場合には、ブラジリアンワックスなどを使って、生えている毛を直接引き抜く方法しかありません。
すぐにでも脱毛をしたいという人は、ブラジリアンワックスを検討してみてください。
毛量が多い、剛毛でも脱毛効果を実感できる
毛量が多く、剛毛の人にこそ医療脱毛の効果が発揮されます。
医療脱毛で使うレーザーは、黒い色に反応するため、毛量が多く剛毛なムダ毛ほどレーザーが照射しやすいのです。
また、サロン脱毛では時間がかかり、自己処理が必要ですが、医療脱毛なら剛毛でも永久脱毛ができます。
永久脱毛で、ムダ毛が生えてこなくなると毛穴が引き締まって目立ちにくくなり、キメの細かい美肌も手に入るのです。
厚生労働省認可の医療機器を使うので安全
最近は、エステサロンでも使っている脱毛器のクオリティの高さをアピールしていますが、医療脱毛にはサロン脱毛にはない高い安全性があります。
医療脱毛で使うレーザー機器は、国から認可を受けた安全性が確認されている医療機器で、正しい知識を持った医師や看護師が操作するため、安全な施術が受けられるのです。
しつこい勧誘がない
エステサロンの中には、脱毛施術を受けているときに「友だちを紹介して欲しい」、「痩身(そうしん)エステも受けてみませんか」などといった勧誘を行うサロンが多く、誘いを断りにくい人なら、本来必要のないプランまで契約してしまう、なんてこともあります。
医療脱毛の場合、しつこい勧誘行為はないので気楽に通院できます。
医療脱毛のデメリット
医療脱毛にはデメリットもあるので、メリットと合わせて確認し、自分で納得できるか比較することが大事です。
しかし、医療脱毛のデメリットは解決できるケースが多いので、医師や看護師による説明をしっかり聞いて施術を受ければ、深刻なトラブルなどはほとんど起こりません。
- 脱毛にかかる費用がサロン脱毛より高い
- サロン脱毛より痛みが強い
- 白髪や産毛の脱毛には効果が出にくい
- 肌トラブルを起こす可能性がサロン脱毛より高い
脱毛にかかる費用がサロン脱毛より高い
医療脱毛は医療機関で施術するので、保険が適用されるのではないかと期待している人もいるのではないでしょうか?
残念ながら医療脱毛は保険の対象外で、自費診療になるので、全額自己負担になります。
また、医療脱毛のレーザー脱毛はエステ脱毛より効果が高いため、1回あたりの施術費用としてはエステ脱毛の1.5倍くらいの費用が必要になります。
医療脱毛の料金相場
部位 | 金額 |
---|---|
ワキ脱毛 | 2万~4万円 |
VIO脱毛 | 10万〜17万円 |
全身脱毛 | 45万〜105万円 |
費用相場に幅があるのは医療機関ごとに金額設定が違うというのもありますが、人によって施術回数が異なるためです。
5回程度で完了するのが一般的ですが、人によっては10回近くかかることもあり、その場合には高額な費用になってしまいます。
最近は医療脱毛も価格競争があり、以前よりはリーズナブルな価格で行えるようになりましたが、それでも決して安くはありません。
ただし、コスパを考えると医療脱毛の方が優れています。なぜなら、医療脱毛は永久脱毛できるからです。
施術が完了すれば、今生えているムダ毛が抜け落ちてからは二度とムダ毛が生えません。エステ脱毛は完全にムダ毛が生えなくなる、というわけではないので、施術完了後も事故処理に時間もお金もかかります。
トータル費用ではエステ脱毛よりも安くなると考えると、医療脱毛の料金への見方も変わるかもしれません。
サロン脱毛より痛みが強い
クリニックで行うレーザー脱毛は、効果が高いぶん痛みも強くなります。
施術に使う脱毛機器の出力が強く、施術の部位によっては「かなり痛い」と感じるかもしれません。
しかし、医療脱毛では希望すれば麻酔クリームなどを使ってもらえるので、痛み対策が可能です。
麻酔料金は別でかかりますが、痛みが心配な人は検討してみると良いでしょう。麻酔で痛み対策ができるのも、クリニック脱毛ならではのメリットです。
白髪や産毛の脱毛には効果が出にくい
医療脱毛もエステ脱毛も、白髪や産毛は脱毛効果が効きにくいため、医療脱毛でどんな毛でも必ず永久脱毛できるとは言えません。
レーザー脱毛と光脱毛は、ムダ毛の黒いメラニン色素に反応します。
しかし、白髪や産毛はメラニン色素が少ないため、レーザーや光が反応しにくく、十分な効果が得られないのです。
ただし、最近は産毛や白髪でも効果が出やすい脱毛器も登場しています。それがダイオードレーザー(SHR方式)です。
出典:ブラジリアンワックス&マツエク グルック
ダイオードレーザー(SHR方式)搭載の脱毛器は、メラニンではなく毛根を包んでいる毛包全体がターゲットになるため、うぶ毛や白髪など幅広い毛の種類にも効果が期待できるのです。
白髪が生える前に脱毛するのがベストですが、白髪がすでに生えている、元々産毛が多い人はダイオードレーザー(SHR方式)搭載の脱毛器を採用しているクリニックを選ぶと良いでしょう。
肌トラブルを起こす可能性がサロン脱毛より高い
施術後の肌はとてもデリケートな状態になるため、日焼けや乾燥を起こしやすく、正しいお手入れをしないとシミや乾燥による肌のハリ低下、かゆみなどの原因になります。
クリニック脱毛もエステ脱毛も、施術後のお手入れが必要ということには変わりません。必ず、医師や看護師に必要なお手入れを具体的に聞き、アドバイス通りにケアしましょう。
また、万が一肌トラブルがあった際にも、医療機関なので医者や看護婦にちゃんと対応してもらえる点では安心です。
【10年後の経過発表】医療脱毛と美容脱毛について【効果・金額・違い】
レーザー脱毛と光脱毛はどっちがおすすめ?
ここまでの説明で、医療脱毛(レーザー脱毛)についてのメリットやデメリットをしっかりと把握できたかと思います。
結論からはっきり言うと、費用はかかりますが施術回数が少なく、確実に永久脱毛ができる医療レーザー脱毛がおすすめです。
とはいえ、まだ利便性の高いエステ脱毛と迷っている人も多いかと思います。そこで、ここでは医療脱毛とエステ脱毛のどちらがオススメなのかについて説明します。
確実な永久脱毛をしたいなら医療脱毛
「ムダ毛を完全に無くしたい」、「ムダ毛の自己処理に時間をかけたくない」そんな人は永久脱毛ができる医療脱毛を選ぶと良いでしょう。
毛母細胞を破壊し確実に永久脱毛できる医療脱毛しかありません。
エステサロンでも永久脱毛に近い状態にまで持っていける人もいますが、個人差が大きいためやってみないと分からないという不確実性があります。
完全に脱毛できないことも考えられるエステ脱毛よりは、確実性のある医療脱毛をおすすめします。
分割払いができるクリニックを探す
効果が高い医療脱毛を行いたいけど、費用が心配という方は、分割払いの対応をしてくれる医療機関もありますので、一括で払えないという人はそのようなクリニックを選んで利用しましょう。
毛質によっては光脱毛で十分な場合も
永久脱毛ができないからといって、サロン脱毛が無駄というわけではありません。
サロン脱毛は、毛質が細く柔らかくて、ムダ毛が目立ちにくい人や肌が弱い、痛みが苦手な人におすすめです。
毛が生えてこなくなるわけではありませんが、ムダ毛処理を行う頻度が減り、サロンに通うたびにムダ毛処理が楽になります。
また、フェイシャルエステやボディシェイプなど、脱毛以外の体全体の美容についてケアしてもらえるのも魅力です。
ですが、毛質が太くて濃いという人はサロン脱毛で満足できない可能性がありますので、そういう方は医療脱毛を検討してみましょう。
医療レーザー脱毛で永久的に艷やかな肌を手に入れましょう
ムダ毛処理には色々な方法がありますが、永久脱毛できるのは医療機関による医療脱毛だけです。
また、クリニックなら万が一の肌トラブルが起きても迅速な対応を取ってもらえるので、とても安心できるのではないでしょうか。
さらに、クリニックという点ではサロンのように突然閉店することもないですし、しつこい勧誘もないという魅力もあります。
エステサロンでの脱毛は、比較的痛みも弱く料金も抑えられますが、永久脱毛ではないですし医療脱毛よりも長期的な施術を要します。
永久脱毛をしたら、めんどうなムダ毛処理の時間もなくなり、剃り残しを気にすることもなく、肌がチクチクすることもありません。
あなたも確実に永久脱毛をして、いつまでも触りたくなるスベスベの美しい肌を保ってみませんか。