嘘をつく人の特徴と心理!嘘をつかれたときの対応と対処法

誰かに嘘をついたり、嘘をつかれて痛い目を見た経験は子供の頃を含めれば誰しもあるのではないでしょうか。

また、嘘をついた人は普通嘘をついてしまうことの罪悪感で悩んだりするものですが、罪悪感をも感じなくなった人は少し危険かもしれません。

ここでは嘘を付く人の特徴と心理をはじめ、嘘つきの改善法や嘘の上手な活用法まで、嘘から学ぶ人生をよりポジティブに捉えるための極意や哲学を紹介していきます。

嘘をつく人の特徴

会話の中で「嘘をついているのでは?」と疑問に思ったことはありませんか?確かに誰でも嘘を付く可能性はあります。

そこで会話から見た嘘をついている可能性が高い人の特徴について紹介します。

嘘をついている人の特徴は以下のとおりです。

  • プライドが高い
  • 努力が苦手
  • 自分を過大評価しがち
  • 嘘で問題を解決しようとする
  • 自分を過小表現する
  • 気を使いすぎる
  • 頭の回転が早い
  • 質問を繰り返すもしくは聞き返す
  • 事実を隠そうとする

それぞれについて詳しく説明していきます。

プライドが高い

自分の存在意義を常に確かめたい。社会での存在感が薄いと感じてしまっている事は、不安材料の一つとして人格形成にも影響します。

とにかく周りに自分を認めてほしいがために虚像の自分を表現する方法として、嘘を選択しているケースが多くあります。

しかも、このタイプに当てはまる人は劣等生であるとは限りません。むしろ比較的優等生で、非常に努力家であり、勉強熱心で、そして学のある、知識が豊富な方であるケースが多いと言えます。

中には子供の頃から期待されて育った環境で、プライドも人一倍強く、「期待を裏切る事が出来ない」と言う使命感から自分を大きく見せる事が大事だと信じ続けて育った方もいます。

努力が苦手

プライドだけ高く、努力が嫌いな人もいます。このようになりたい自分になる為に志はあっても努力することができない人は、現実の自分に耐えきれないために嘘をつく傾向性があるようです。

努力できない自分のことを悩むならまだいい方ですが、楽をして夢を実現しようとしても、それはただの現実逃避ですよね。

何かを成し遂げたい時や夢が大きいならば、他人の倍は努力しなければ無理なのは誰でも分かることです。

しかし楽をして大きな何かを得ようとする人は、少し努力して結果が出ないので、すぐ諦めてしまったり、結果が出ないことを恐れている傾向性があります。

そのため、「本当の自分はすごいのに何か事情があって出来ない」とか「本当は自分はこんなすごいことができる」など、自分のことを認めさせようと周りに嘘を言ってしまうのです。

周りから全く信用されなくなる前に、努力しないで「理想の自分」になろうとする現実逃避をやめる必要があるでしょう。

自分を過大評価しがち

非常に保守的な考え方ですが、新しいチャレンジに取り組む事での自分への評価よりも、今まで築き上げてきた実績を大事にするタイプで、「過去の栄光」しか自分を測る物差しがないと感じている方が、自分自身で自分を過大評価してしまっている状況です。

これも、自分の過去の評価がなくなれば、現在の自分自身の立場を保てない、維持できないという気持ちから不安感を覚え嘘をついてしまうケースです。

自分の仕事振りより立場を評価してほしいと言う強い気持ちからつく、嘘で保守的な考え方の代表だと言えます。

嘘で問題を解決しようとする

問題に直面した時に、「素直に謝って怒られれば済む」と言う発想が出来ない人は、「嘘で円満に解決する」方法を探します。

問題と向き合う自信がなく、問題自体をなかった事や、第三者のせいにして責任を逃れる事を優先する方です。

何よりも、自発的に考えて、自発的に行動する事が苦手で、自分自身が責任を負う自信がないので、責任自体から逃れようと現実逃避してしまうところが問題になります。

管理をする立場の人間からすると、リスクが増える事によって周りの影響や問題も大きくなり、なかなか対応も難しい状況になる事が多くあります。

自分を過小表現する

自信がない人の取る保険としての嘘です。責任を最小限に抑えるためのリスク回避として、「私には無理ですよ」と自分を過小表現する事で大きな役割から逃れようする、仮病のような嘘をつく場合があります。

また逆に、ありのままの自分で勝負する自信がないため、自分の人物像を大きく見せる演出として、ありもしない過去やエピソードなどの嘘をついて周りのイメージを作り上げようとしていきます。

どちらも本当の自分に自信がないための行動の結果ですが、嘘による自己演出なので、嘘をつき続けなければいけないため、後々自分で自分を追い詰めてしまいます。

気を使いすぎる

頼まれごとなどは、負担が大きくなっても「断る事が出来ない」と言うタイプです。

相手の機嫌を損ねないように十分な注意をしすぎてしまい、本当の気持ちと逆の態度をとってしまう事によって、相手に間違った人物像をイメージさせてしまっているケースです。

周りの良いイメージは高くなりますが、自分自身への負担だけが増え、必要以上に「頑張らなくては」とストレスをため込んでしまいやすいタイプと言えます。

この手の嘘をつく人には、周りにも本音を打ち明ける事が出来ずに自分だけで負担を消化しようと頑張りすぎてしまう人もいます。

頭の回転が早い

嘘をつく人は頭の回転が早い傾向があります。

すぐにバレてしまう嘘の場合は別として、基本的に嘘をつく時はその前後に違和感がないよう、辻褄があうように考えるものです。

そうでなければ誰かに、その嘘にまつわることを聞かれるとすぐにバレてしまいますよね。

例えば寝坊して、職場に「お腹が痛いので、病院に寄ってから出勤します」と嘘をついたとします。

その場合、出勤すると上司や同僚に「どこの病院に行ったの?」「医者の診断は?」「なにが原因?」「薬は貰った?」「通院するなら次はいつ?」などと聞かれるかもしれません。

質問された時に答えられなければ、嘘とバレてしまいますから、嘘がうまい人はなにを聞かれるか想定して、矛盾がないようにその答えを用意しているものです。

また想定外のことを聞かれる場合もあるので、瞬時にその答えを探し、それまでの答えと矛盾がないように、頭の中で話を組み立てる、ということも必要になるので、頭の回転が早くないとできない芸当と言えます。

質問を繰り返すもしくは聞き返す

嘘をつく人の癖として質問を繰り返す、もしくは聞き返す傾向があるようです。

例えば「昨日はどこに行っていたの?」と質問された場合、「昨日はどこに行っていたの、って家にいたよ」と答えたり、「さっきの電話は誰から?」と質問すると「え、なんて?」というように質問を聞き返したりするとこの人は嘘をついている可能性が高いと言えます。

これは質問を繰り返したり、聞き返したりすることで、時間稼ぎをしてその間に嘘の答えを頭の中で探しているためと考えられます。

また「昨日は1人でいたの?」と質問された場合、「どうしてそんなことを聞くの?」というように、質問に対して質問で返す場合は、相手がどの程度まで把握しているか、墓穴を掘らないために、その範囲を探っている、という可能性があります。

事実を隠そうとする

なにか隠したいことがある時も人は嘘をつく傾向があります。

例えば浮気で帰宅が遅くなった場合、彼氏や彼女、夫や妻にバレないように「上司に飲みに付き合わされてた」など必死に嘘をつきますよね。

また、テストの点が悪い、仕事でミスをした、という場合もそれを隠そうと嘘をつく場合もあるでしょう。

その他にも、実際の年齢を隠したいからとサバを読んだり、人から借りたものを失くしてしまいそのことを隠すために返したと嘘を言ったり、家族に仕事を辞めたことを隠すために、スーツを着て家を出てどこかで時間を潰したりというように、なにか隠したいことがあると嘘をつく可能性があります。

ただこういった嘘は、その場だけでなく、その後も嘘をつき続ける必要があることが多く、嘘に嘘を重ねていくことになります。

そうするとそのうち無理が出てきて、嘘がバレたり、どんなことでも嘘をつくような妄言癖になったりする可能性があります。

嘘をつく人の心理

嘘をつく人をどう思いますか?嘘をつく人は最低!と思っている方もいらっしゃると思います。

確かに嘘をつくことは人を騙すことになり、特に大人が嘘をつくと、まわりから無視されたり大切な人を傷つけてしまい、関係が修復できないまでになることもあるでしょう。

そこで嘘をつく人はなぜ嘘をついてしまうのか、少しでも理解するために以下の嘘を付く人の欲求や心境などの心理について説明していきます。

  • いい人になりたい欲求
  • 嘘をつく人は心が弱い人
  • 浮気をされた
  • 誰かに気にされたい

いい人になりたい欲求

嘘は悪いこと、嘘をつくのは悪い人間というイメージがありますが、相手を想った嘘なら誰しも言ったことがあるはずです。

例えば誰かに子どもや孫の写真を見せられた場合、内心そこまで可愛くない、もしくは何とも思わなくても、「可愛いですね」と言いますよね。

理由はもちろんそのまま口にすると、相手を不快にさせたり、傷つけてしまうからで、そういったことを避けるためにつく嘘ということになります。

また仕事を押しつけられたり、自治会の当番を頼まれたりといった場合、本当は無理なのに断れなくて、「大丈夫」と引き受けてしまうというのも嘘にあたります。

お人好しとも呼ばれますが、嘘は必ずしも悪意があってつくものではなく、相手のことを想いすぎて嘘をつくケースもあるのです。

しかし、これはどこかで「相手に嫌われたくない」「いい人だと思われたい」という欲求が根底にあると言われています。

嘘をつく人は心が弱い人

嘘をつく人は心が弱い人であり、人間的な弱さをカバーしようとするこで嘘をついてしまう人がほとんどではないでしょうか?

自分に自信がなく、注目を集めたい、構ってほしいと言う心理から嘘をついてしまう、もしくは大げさにいってしまうというケースです。

このように嘘をついてしまう人は、嘘をなんとかしたいと真剣に悩んでいる人もいます。

確かに、嘘をつかれた人からすれば許しがたい行為かもしれません。しかし、感情的になる前に、嘘をつく人の心理を理解した上で、もう一度、嘘をつくと言う事はどういう事か?向き合ってみる事は、より良い人間関係を築くうえできっと役に立つと思います。

浮気をされた

例えば夫婦間で伴侶に浮気された時、浮気ももちろんショックですが、それ以上に大切な人に嘘をつかれたということに実は大きなショックを受けてしまうものです。

ショックと怒りは比例する感情でもありますので、気づけば浮気をされた事実より、嘘をつかれた事による怒りの方が上回ってしまう事もあります。

誰かに気にされたい

嘘をつくのは、誰かに気にされたい、という欲求の現れかもしれません。注目を浴びたい、ちやほやされたい、自分のことを話題にして欲しい、自分を見て欲しい、そんな欲求につき動かされて嘘をつく場合があります。

例えば怪我をしている訳でもないのに、腕に包帯を巻いてみたり、風邪をひいている訳でもないのに、わざと咳をしたり、「熱がある」と言ってみたり、そういう人を見かけたことはありませんか?職場でもなんともないのに「頭が痛い」「腰が痛い」などと嘘をついて、「かわいそうな人」を演じる人もいます。

こういった嘘をつくのは、誰かが「どうしたの?」「大丈夫?」「調子が悪いのに、よく頑張っているね」「真面目だね」といった言葉をかけてくれるのを、待っているからだと言われています。

嘘つきは病気の始まり?犯罪に繋がることも

嘘を付く人の中には、嘘をつかなくては生きていけないという人もいます。

そんなことあるのか?と思われる方もいますが、様々な精神疾患のように、自分ではどうしようもできない人もいるのです。

中には自身が嘘をついている自覚がない人もいます。嘘がひどいと言う人は一度病気を疑ってみてもいいかもしれません。

例えば以下のような症状がある人は要注意です。

  • 嘘をつくことに自覚や罪悪感がない
  • 虚言癖がある
  • 社会に適応できない

嘘をつくことに抵抗がない人

嘘をついたり、おおげさに言ってしまう人の中にはそんな自分を変えたいと真剣に悩んでいる人もいるとお伝えしました。

しかし、中には嘘を繰り返す度に、嘘に対する自覚や罪悪感もなくなり当たり前になってしまう方もいるのです。

社会的に、周りに迷惑の掛かるくらいの嘘をつく人は “あの人は嘘つき”のレッテルを貼られるほどのレベルに達した方でしょう。

更にひどくなると、嘘つきの次に“詐欺師”と呼ばれ、犯罪に繋がる嘘をつくことにも抵抗がなくなってきます。

虚言癖がある

嘘ばかり言う人を “虚言癖” と言ったりしますが、嘘言は現代の医学では病気と言う位置づけをしていません。

実際のところは、精神医学の分野でも研究が進んでいない「死角」でもあるので、虚言癖は、その人の人格的なモノ、性格的なモノとして片づけられています。

ただ、あくまでも現段階での話になりますので、今後研究が進んで、メカニズムがわかるにつれ、社会的な問題、症状に苦しんでいる方の現状を考えると、今後、正式な病名がつく可能性は十分あるような気がします。

社会に適応できない(パーソナリティ障害)

パーソナリティー障害と言う名前を聞いたことはありますか?

これは、、大多数の一般的な成人の方と比べ、異なる反応や行為を行ってしまう事で、それによって社会生活において困難なほど適応できない状態に陥っている人の事を言います。

その種類は様々で、会話が風変わりな統合失調型パーソナリティ障害をはじめ、自己愛性パーソナリティー障害、演技性パーソナリティー障害、境界性パーソナリティー障害、反社会的パーソナリティー障害など、多様なケースの症状として表れています。

パーソナリティ障害は自身に自覚がない場合、周りから「性格が悪い人」と誤解されてしまいます。

嘘をつき続ける立場の方の中には、こういった精神障害として悩んでいる方もおり、種類も症状も様々なため、病名をつける方法は体の病気とは考え方が異なり、主に症状や持続期間、生活上の支障などから診断名がつきます。

自身、もしくは身近な方で気になる症状であれば、医療機関で診察を受けるように促しす事も大事かもしれません。

嘘をつく人の嘘の種類

嘘は、大きいモノ、小さいモノ、人に迷惑のかかるモノなど様々だと思います。実際ほとんどの人がこれぐらいは大丈夫どろうと簡単に嘘をついていることが多いでしょう。

しかし、生まれてから一度も嘘をついた経験のない人はいません。嘘は、社会で生きていく上で必要なケースもあることもほとんどの人はわかっているはずです。

「嘘はお互いさま」と一言で片づける事は出来ませんが、冷静な物事の判断をするためにも、嘘に対して過敏になりすぎず、一定の理解は持つべきです。

仕事における嘘

例えば通販番組を見ると、この商品を買えば良いことしかおこらないような口ぶりで案内しているのを見かけます。

しかし、実際に使用すると手入れが大変だったり、付属の消耗品のコストが高かかったりと伝えていない部分があることも確かです。

通販番組や店頭でもそうですが、悪いデメリットを言うと商品を買ってもらえないので隠すわけではありませんが、情報をあえて言わないというのは当たり前のように社会では起こっていることなのです。

これを嘘といえるかどうかははっきりしませんが、あとから知った消費者は怒りを覚えるほどではありませんが、「あれ?」と少しがっかりしたという経験がある人も多いでしょう。

相手への気づかい

相手を気づかう気持ちから、疲れていても「全然大丈夫!」と気丈に振る舞う事もあります。当然、言葉による嘘だけではなく、相手への態度も嘘の反応を示しています。

自分が嘘をつく事によって、相手がプラスになるのであれば、誰が迷惑するでしょう?「嘘から出た誠」と言う言葉もあるように、いい意味で騙すのであれば嘘も必要ではないかと思います。

裏切り

先程、浮気の嘘についてお話ししましたが、例えば、そんなに仲良くない人に嘘をつかれるのと、浮気など恋人など身近な相手から嘘をつかれるとでは怒りの大きさも違いますよね。

誰でも恋人や夫婦、上司でも信頼している相手から嘘をつかれるとショックが大きいものです。

これは嘘をつかれたことに加え、裏切られたということに対し強く怒りを抱くことになるためです。

逆に信頼していない人からの言葉はそもそもちゃんと聞いていないか、最初から信じていないため、それが嘘だとわかったとしてもショックも少ないので怒りまでには到達しません。

現実逃避

嘘をつく人は、嘘をつくひとの心理でもお伝えしたとおり自分の弱さを自覚している人でもあります。

ただ、自分の弱さに対する行動が嘘によって現実から逃げる事を選択してしまっているのです。

しかし、現実逃避は時に精神状態を正常に保つための保守的な面もあります。例えば子供が学校に行きたくなくて仮病を使うようなことも現実逃避です。

そういった相手を、必要以上に嘘についてとがめたりすることは根本的な解決にはなりません。嘘を通して相手に対する理解から生まれるモノの方がはるかに大きい時もあります。

嘘つき体質を改善する方法

嘘を一度つくと、その嘘を本当と思い続けてもらうために、常に嘘をつき続けなければいけなくなります。辻褄を合わす必要が出てくると、新たな嘘をつく事につながります。

つまり、日常から嘘をつき続ける生活習慣が出来上がってきますので、そこまでくると嘘をつく事が生活の一部となってしまう方もいるのです。

そいうふうに生活している人の多くの方は「一生嘘をつき続けなければいけない」と思って生活をしているだろうと思います。そんな悩みを持っている方はどうすればいのでしょうか?

ここで、嘘をついてしまうことを真剣に改善したいと悩んでいる方のために、嘘つきの体質を少しでも改善する方法を紹介します。

嘘つきの印象をなくす

時間はかかりますが、嘘をついていた頃の自分も含め、本音の自分をどんどん出していくことで、今までの嘘つきをリセットして周りから嘘つきの過去などの印象自体を薄れさせる方法です。

わかりやすのがテレビに出ているタレントさんです。再ブレークして登場する方々の多くは、全く違う一面を売りにテレビに出ている方が多くいらっしゃいます。

テレビに出ている方々は、週刊誌やワイドショーで私生活も明るみに出てしまうケース多く、逆に私生活をネタに自分のキャラクターとして作り上げてしまいます。

要は、違う自分を見せる事で本来の自分を表に出し、人前に出る事が逆に視聴者にとっても好感の持てる存在に変わると言う現象が起こっているのです。

芸能界という特殊な環境ではありますが、周りに不利益が生じる事なく、ネタにすることで嘘を味方につけている姿は時に精神面の強さを感じます。

冗談と嘘は紙一重ですが、多くの嘘はどうでもいい嘘ばかりなので、場を盛り上げる意味でもどんどんと本当の自分を売り出していけばよいのではないでしょうか?

嘘を上手く使う

嘘をつくことを特技に変える方法です。もちろんまわりに迷惑をかけるのはよくありませんが、仕事をする上では「相手の機嫌を取る」「胡麻をする」といった行為は、仕事場で上司や部下と円滑に仕事をすすめる上では、現実を突きつけるよりも必ずやる気は出ます。

行動がプラスになるように言葉や態度を作る事は、理にかなった行動と言えます。

自分の弱さを明るく話せるようにする

嘘をつく人の多くは、「周りからいじられるのが嫌だ」と、プライドが高い方が多いように思います。

もちろんプライドが仕事につながったり、その方のこだわりでもあると思いますが、プライドが邪魔をする事の方がはるかに大きい事もしばしばあるのではないでしょうか?

自分の弱さをさらけ出す事は、それほど勇気のいる事なのでしょうか?いくら自分の強さを誇ってみても、生まれた時は、皆が同じように一人では生きていく事が出来ない赤ちゃんでした。

弱いからこそ育ててもらう必要がありますし、ペットを飼っている人は良く理解できると思いますが、人間よりも弱い立場の犬や猫は、自分の弱さをコンプレックスに思っているでしょうか?面倒を見てもらう事に引け目を感じているでしょうか?

人間だけが嘘をついてコミュニケーションを取ろうとする動物です。逆に弱い部分を明るく話せれば、同じ弱さを持っている人たちと共感も出来ますし、弱い部分を隠そうとしてきた人たちは、強い自分になりたいと言う変身願望を持っているはずです。

本当に強い人は、弱い部分をさらしても、周りの人にどう思われても平気です。無神経な人との違いは、今以上の高い志を持って、失敗を恐れていないところです。「失敗は成功のもと」と言いますが、失敗をしようと初めから思って行動する方はいません。失敗は成功にいたるまでの過程にすぎないと思っています。

他人と比較しない

他人と比較して、自分が劣ると思われたくない人もいるのではないでしょうか?でも、比較し始めたらキリがありません。人との比較で自分を表現しようと思っている人は、より自分を小さく見せてしまいます。

大きく見せたいのであれば、目の前に映っている姿の印象よりも、将来的な自分の姿を見せる方がはるかに効果的です。他人と比較する事は、相手の目の前に映る自分だけで、自分を判断してくださいと言っているにすぎません。

比較するのであれば、今の自分と、将来の自分を比較する方がはるかに価値があります。そうする事によって、目の前の自分を演出するための小さな嘘のすべてがどれだけ意味のないものかわかるようになってくるはずです。

嘘を使って本音を伝える

嘘は必ずバレルと思っている人は経験則上そう言った自分なりの結論を持っている人だと思います。

嘘がばれた時に、その人の本音や中身が見えると言うのも併せて理解している人だと思います。

それを逆手にとって考えると忙しくて心身ともに辛いだろうとわかっている時に、相手から「大丈夫。まだまだ全然やれる」と返ってきた時、あなたはどう感じますか?

当然、嘘だとわかりますよね?本音は嘘がばれた時にわかるのであれば、相手に気持ちを伝えたい時に、バレル事を前提として嘘をつく事は、本音を伝えると言う事です。

コミュニケーションが苦手な方は、上手い嘘を使って本音を伝えてみてはいかがでしょうか?

「自分は嘘つきだ」は本当の事

自分をオープンにすることによって、自分がどういう人間か伝える事も大事です。

嘘をついた事を黙っていると周りから嘘つきと言われますが、「自分は嘘つきだから」とオープンにするだけで、場合によっては “正直者” と思われます。

カミングアウトは正直者へとイメージを変える一つの手法にも使えます。どうでもいい事でも自分から発信していくと、それだけでイメージが変わります。

嘘をつく人への対応・対処法

絶対に嘘に騙されたくない、身近に嘘をつく人がいて困っているという人のために、対応・対処法を紹介しますのです参考にしてみてください。

知識を増やす

嘘をつかれる人が悪いということではありませんが、知らないことで損をすることもあります。

わかりやすいのが多発している「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」です。これは詐欺グループに様々な法律用語や行政用語を言われるめに、自分は無知だからと一気に相手を信用していまい騙されてしまうものです。

法律を勉強しろとは言いませんが、普段から騙されないために最新情報やニュースにアンテナを張ることも大切です。

自分で調べる癖をつける

相手がもし自身でわからない専門用語などを使って疑わしいことを言っているときは、自身で調べるようにすることで騙されることを未然に防ぐことができます。

また、知識も増えるため一隻二丁です。

うわさは信じない

会社や学校でよく流れるうわさが1つや2つはあるものです。都市伝説のように独り歩きしているうわさもあるでしょう。

しかし、そのうわさを流している人のただの妄想や、親切心で教えてもらった情報が古いこともありえます。

他人のうわさを安易に信じて先入観を持って行動することは自分にとってマイナスになることもあるので、まずは自分でも確認して行動するようにしましょう。

悪意のある嘘

ただのうわさではなく、学校や職場などで相手を陥れるために意図的に嘘をつかれるケースもあります。

こう言ったケースの場合は、個人的な嘘ではなく、グループでの画策として嘘を共有している事も多いのが特徴です。

ただ、嘘つきの心理を追求する事を考えるとレベルの低すぎる行為ですし、嘘つき以前に社会性の問題やモラルの問題ですので、毅然とした態度で主張するか、社会的な立場で対処すると言った行動で解決する必要があります。

証拠を求める

嘘を付く人は口が上手い人がほとんです。相手を信じ込ませるの上手なのです。

しかし、実際に「写真を見せて」「どこ情報?」など証拠を求められるとあたふたする方もいるはずです。

もし周りに嘘をつく人がいて困っているひとは、証拠を見せてもらうか、より詳細な質問をして撃退しましょう。

嘘は社会で一生付き合わなくてはいけない

嘘はつく側もつかれる側も一生付き合っていかなければいけない一つのテーマです。

「嘘も方便」と言いますが、使い方によってはとても有効で周りとのコミュニケーションツールになってくれます。

また、現実逃避は自分を守るための人間の本能の一つと言います。「正直者はバカをみる」、という言葉あるように、思ったことをなんでも口に出すことも良いこととは言えません。

嘘をつく自分に悩むのであれば、嘘をつかずに自分らしくあるために、まず自分自身を好きになる必要があります。

嘘で自分を塗り固めるのではなく、時には嘘をうまく使って本当の自分を引き出してあげる事が大事なのではないでしょうか?

嘘をつく人への対処法としては、知識を豊富にもち、SNSなども駆使して情報を常に最新にしておくことです。詐欺など悪質な嘘から自分を守るだけでなく家族を守る上でも重要です。

より大人な視点で嘘と付きあえるようになれば、今以上に魅力的な自分を得る事が出来るでしょう。

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