「ブラジリアンワックスをやってみたいけど肌荒れしないかな?」「痛いと聞いたけど大丈夫?メリットやデメリットは?」
最近話題のブラジリアンワックスですが、このような疑問や不安を感じる人も多いようです。
そこで本記事では、ブラジリアンワックスのメリット・デメリットを解説。さらに注意点や、セルフで行う場合の基本的な使い方も紹介します。
ブラジリアンワックスを検討している人、不安がある人はぜひ最後までお読みください。
ブラジリアンワックスとは
ブラジリアンワックスとは、主にアンダーヘアに使用されている脱毛法です。
ムダ毛の箇所に専用のワックスを塗って、ワックスに毛を絡ませ固まったところで一気にはがすことでツルツルの状態に脱毛できます。
日本では脱毛というとレーザー脱毛や光脱毛が主流ですが、海外ではブラジリアンワックスが人気の脱毛法となっています。
ブラジリアンワックスの効果
先に申し上げておきたいのは、ブラジリアンワックスは永久脱毛では無いということです。
一度の施術で肌がつるつるの状態が1週間程度は続くとされています。これはシェービングなどで自己処理した時よりは、確実に効果が長いです。
また、何回か使用していると毛根が弱ってくるため、毛が生えてくるサイクルがゆっくりとなり、次の処理までの間隔がだんだん空いてくるため、減毛効果は十分あると言われています。
さらに、ブラジリアンワックスならうぶ毛に対しても高い効果があり、日焼けやホクロといった肌の状態も選ばないので使用できる人が幅広いのも特徴です。
ブラジリアンワックスは痛い?
ワックス脱毛の最大の悩みは痛みですよね。一瞬とはいえ、太い毛を一気に大量に抜くのは痛いのは目に見えています。
痛みにも個人差はありますが、とくにVIOや濃い毛の部分は強く痛みがでると言われています。
しかし、痛いとはいえブラジリアンワックスを利用している人は増加していることを考えると、やはりその痛みよりも脱毛スピードや脱毛後の効果のほうが勝ってると考えていいかもしれません。
もしも自身でやるのがやっぱり怖いという方は、ブラジリアンワックス脱毛を施術してくれるサロンもあるので、多少費用はでますがプロに任せるのも一つの方法でしょう。
ブラジリアンワックスの価格
サロンでVIOワックス脱毛を行う場合は、平均的に1回5000円前後の施術代がかかりますが、ネットなどで購入する際は全身2〜3回分で5,000円程度からあります。
自身でのワックス脱毛に慣れてきた方は、定期購入することで費用をさらに安く抑えることができます。
ブラジリアンワックスは、できるだけ肌に優しい植物由来のものを選ぶようにしましょう。
ブラジリアンワックスのメリット
まずはブラジリアンワックスのメリットから確認しましょう。
- 自由に形を作ることが出来る
- 即効性が高い
- 自宅でもできる
- 美肌効果が期待できる
- 産毛まで脱毛できる
- 日焼け肌にも可能
自由に形を作ることが出来る
ブラジリアンワックスは、一度脱毛してもしばらくすると元に戻すことが可能です。そのため形については、何度もやり直しがきくというメリットがあります。
レーザー脱毛や光脱毛は、カウンセリングでやりたい形を決めたら途中で変更することができません。
気分によって自由に形を変更できるのはブラジリアンワックスのメリットでといえます。
即効性が高い
ブラジリアンワックスには、即効性が高いというメリットがあります。
レーザー脱毛や光脱毛では、脱毛完了するまでに何度も長期間に渡って通う必要があります。しかしブラジリアンワックスは、施術箇所のワックスをはがした瞬間にツルツルになるので、その場で完璧な脱毛が可能です。
即効性が高いのはブラジリアンワックスの大きなメリットだといえます。
自宅でもできる
ブラジリアンワックス脱毛は、ネットなどで安くで購入し自宅で行うことができます。脱毛時に他人に体が見られるのが嫌だという方や、多忙な方でも空いた時間にできるのもメリットです。
広範囲を一気に脱毛できるため、短時間で処理できますし、カミソリやシェーバーで自己処理するとすぐに生えてきますが、ブラジリアンワックスだと処理回数が少なくて済みます。
ただし、毛の生える方向と逆方向に一気に平行に剥がさなくてはいけないなど、いくつかコツが必要なことと、他の自己処理に比べてリスクが高い脱毛法でもあるので、しっかりと取り扱い説明書を見るようにしましょう。
セルフ・ブラジリアンワックスの正しいやり方
リスクの高いセルフ・ブラジリアンワックスですが、それでも自分で脱毛したい場合は下記の手順に従ってください。
ブラジリアンワックスで脱毛をする際は、毛をしっかりとワックスに絡めるため、まずは必ず5.5mm〜1cm程度は毛を残しておきます。
脱毛した箇所の毛が1センチ程度あるか確認し、汚れなどがあれば洗います。その後しっかりとタオル水分を拭きとり、水分が残らないようにします。
脱毛したい箇所に専用のヘラを使って、1mm程度の厚さで均一に塗ります。
この時数回こするように押さえます。
固まるまで待つ必要はありません。毛の流れとは逆方向に、一気に剥がします。皮膚を上に引っ張ると痛いので、肌を押さえながら折り返すように剥がすのがポイントです。
シャワーや濡れタオルで拭き取ります。
また、万一肌荒れをおこしたら、悪化しないようにすぐに病院を受診してください。
美肌効果が期待できる
ブラジリアンワックスでは、美肌効果が期待できます。
なぜなら、ワックスをはがす際に肌表面の角質も一緒にはがれるからです。
そのため脱毛後は肌が滑らかになり、スベスベとした感触になります。
その状態も個人差はありますが1週間程度は続くとされているので、急な海へのお出かけとったときなんかには助かりますね。
産毛まで脱毛できる
レーザー脱毛や光脱毛では、細い産毛を脱毛することができません。
しかし、先ほどもお伝えしたとおりブラジリアンワックスなら、産毛までキレイに脱毛することが可能です。
その理由は脱毛の仕組みにあります。レーザー脱毛や光脱毛は、脱毛機の光がムダ毛の黒い色に反応することを利用しているため、産毛には効果が薄いのです。
ブラジリアンワックスなら、固めて剥がす方式なので、指やうなじなどの産毛などの脱毛にも効果的です。
日焼け肌にも可能
レーザー脱毛や光脱毛だと、日焼けした肌の黒色に光が反応してしまうため、日焼け肌や色素沈着がある箇所には施術できません。
しかしブラジリアンワックスは毛をワックスで固めてはがし取る方法なので、肌の色に関係なく脱毛可能です。
ただし、日焼け直後の肌は敏感になっているため、ブラジリアンワックスでも脱毛は避けたほうが良いでしょう。
日焼け後に数日たって落ち着いた肌なら、脱毛可能となります。
ブラジリアンワックスのデメリット
続いてブラジリアンワックスのデメリットは以下のとおりです。
- 強すぎる痛み
- 永久脱毛ではない
- 肌が荒れる可能性がある
- 鼻毛処理は要注意!
- 毛が伸びてないと処理できない
強すぎる痛み
ブラジリアンワックスの最大のデメリットは、先ほどもお伝えしたとおり痛みが非常に強いことです。個人差はありますが、思わず大きな声が出てしまうという人もいます。
ブラジリアンワックスが使われることが多いのは、デリケートゾーンです。デリケートゾーンはもともと皮膚が薄く、ちょっとした刺激でも敏感に反応します。
そのような箇所にワックスを塗って固まったところを引きはがすわけですから、大きな痛みを伴うのは当然だと言えるでしょう。
このようにブラジリアンワックスの脱毛に強い痛みが伴うことは、大きなデメリットです。
永久脱毛ではない
さいしょでも説明したとおりブラジリアンワックスは永久脱毛ではありません。脱毛を行っても一定期間が過ぎるとまた毛が生えてきてしまいます。
平均的には1〜2週間はキレイな状態を保てますが、中には1日で毛が生えてきたという人もいるのです。
なぜそのようなことが起きるかというと、毛には「成長期・退行期・休止期」といった毛周期が存在するからです。
そのため、どの時期に脱毛を行ったかによって次に毛が生えてくるスピードが異なってきます。
場合によっては、すぐに生えてくることもあると覚えておきましょう。
肌が荒れる可能性がある
ブラジリアンワックスによる脱毛は、赤みや炎症などの肌トラブルを起こす可能性があります。
なぜなら、ブラジリアンワックスは、無理やりワックスを引きはがすことで脱毛するという仕組みです。そのため、肌が大きなダメージを受けてしまうからです。
肌の強い人は問題ありませんが、敏感肌の人には向かない脱毛方法だと言えるでしょう。
最近では日本人向けに作られた水性ワックスを使用するサロンもあります。水性ワックスは脱毛力が弱くなりますが、肌への刺激は穏やかです。
敏感肌の人は、水性ワックスの使用があるか、サロンに問い合わせてみると良いでしょう。
鼻毛処理は要注意!
ブラジリアンワックスを鼻毛処理に使用する場合は、注意が必要です。
なぜなら、鼻毛には外からの異物を取り除く働きがあるからです。鼻毛を根こそぎ抜いてしまうと、ウィルスや雑菌を体内に取り入れてしまうことになります。
確かに、鼻毛処理にブラジリアンワックスを使うと、ハサミでカットするよりも爽快感があります。しかしこれはオススメできる方法ではありません。
どうしてもブラジリアンワックスを使用したい方は、奥の方の毛まで抜いてしまわないように注意してください。
鼻毛は全部脱毛処理しない!抜かない!鼻毛脱毛ブラジリアンワックスのメリット・デメリット
毛が伸びてないと処理できない
レーザー脱毛や光脱毛では、ある程度毛を短くしておく必要がありまが、ブラジリアンワックスの場合は逆です。
ブラジリアンワックス脱毛を行うには、ムダ毛に5.5mm〜1cm程の長さが必要です。
毛が短すぎると、しっかりとはがし取ることができません。毛がある程度伸びてから次のワックス脱毛をおこなわなくはいけません。
ブラジリアンワックスで脱毛する前には、少なくとも5.5mm程度の長さに伸ばしておくようにしましょう。
ブラジリアンワックス脱毛の注意点
ブラジリアンワックスで脱毛をする際は肌トラブルなどを避けるために次のことに注意しましょう。
ブラジリアンワックスで脱毛で注意する点5つ
- 短すぎると脱毛できない場合も
- 生理直前直後はなるべく避ける
- 施術当日は入浴・飲酒・激しい運動などを避ける
- 十分な保湿をする
- 肌トラブルが激しい場合は医師に相談
特にセルフ・ブラジリアンワックスを行う人は、上記のことをしっかりと守るようにしましょう。
短すぎると脱毛できない場合も
ブラジリアンワックスで脱毛する場合は一定の長さが必要であると先述しましたが、中には短すぎると脱毛を断るサロンもあります。
自己処理している場合は2〜3週間おいて、1cm程度に伸ばしてから、長い場合は2〜3cmまでにカットしてから脱毛を行うようにしましょう。
生理直前直後はなるべく避ける
生理前後は、ホルモンの影響で痛みを感じやすかったりかぶれやすかったりするため、脱毛は避けた方が無難でしょう。
ブラジリアンワックスは、ただでさえ肌に大きな負担を強いる方法なので、注意が必要です。生理直前直後にブラジリアンワックスを受けることは、なるべく避けるようにしましょう。
施術当日は入浴・飲酒・激しい運動などを避ける
これは他の脱毛法でもそうですが、施術当日の入浴や飲酒、激しい運動などはNGです。
なぜなら、施術後は毛穴が開き、肌が乾燥して雑菌の侵入しやすい状態になっているからです。
また、飲酒や運動で血行が良くなると赤みが引きにくくなり、炎症を引き起こす原因にもなります。
施術当日は入浴を避けてシャワー程度で軽く済ませるようにし、なるべく静かに過ごしましょう。
十分な保湿をする
ブラジリアンワックス後は、十分な保湿ケアが必要です。
脱毛後の肌はノンバリヤー状態になり、乾燥して敏感になっています。しっかりと保湿ケアをして肌の潤いを保つようにしてください。
肌トラブルが激しい場合は医師に相談
ブラジリアンワックスで脱毛後に肌トラブルが激しい場合は、医師に相談しましょう。そのまま放置すると肌の炎症が広がり、化膿するなどのおそれがあります。
脱毛当日は、ほとんどの人が肌に赤みが残った状態です。しかし大抵は2〜3日から長くて1週間で赤みが引きます。
肌の赤みがなかなか治まらない、炎症などの肌トラブルがある場合は、医師に相談してください。
もう悩まない!ブラジリアンワックスでツルツル肌へ
海外セレブの間で話題のブラジリアンワックス。価格も手頃で自分でやってみたいと気軽に始める人もいますが、使用方法やワックス選びは慎重に行いましょう。
また、ワックス脱毛後の肌は、乾燥してとても敏感な肌なので、しっかりとアフターケアを行わないと肌荒れを起こしてしまいます。
そうならないためにも、自分で行うのに自信がない人は専門家にしっかりと相談してアドバイスを受けることが大切です。
まずはサロンでブラジリアンワックスの使用感を試して、その後自身で挑戦してもよいでしょう。