看護師を辞めたい!看護師を辞めるメリット・デメリット

看護師

看護師の仕事は命に関わる業務も多く、女社会という人間関係も付き物です。それに加えて夜勤業務も当たり前のようにあります。

精神面・体力面、とても消耗の激しいお仕事ですよね。

「看護師、しんどすぎる…」「もう明日のシフトに出たくない…」
あなたもこんな気持ちを1度は経験したことがあるのではないでしょうか。

今まさに同じように悩んでいる!という方もいらっしゃることと思います。

しかし看護師を辞めるにしても、さまざまな不安や悩みが出てきます。

「せっかくの資格を使わないのはもったいない」「やめるとき、言い出すのが難しい」
結局のところ、どうしたらいいんだろう?と感じますよね。

今回は私が実際に看護師をやめて感じた、
「看護師を辞めるメリットとデメリット」について、体験を基に考察してみました。

看護師を辞めたくて悩んでいる方の参考になれば幸いです。

実際に辞めてしまう看護師も多い

実は筆者も、実際に看護の仕事が嫌になって退職した1人です。

私自身、現在は看護師として働いていません。フリーランスとして在宅でできるお仕事をしています。

フリーランスフリーランス(個人事業主)のメリットデメリット!正社員と比べた結果

ちなみに、公益社団法人 日本看護協会の調査によれば、2016年度の正規雇用看護職員の離職率は10.9%ということがわかっています。
看護師不足が問題視されている中で、年間のうち10人に1人が離職している現状です。

参考 2017年病院看護実態調査結果公益社団法人 日本看護協会

ただ、看護師の資格は一生ものです。そして看護師不足が問題視されている世の中。

求人も多く出ているため、「看護師は比較的採用されやすい」と言えるでしょう。

なので、辞める看護師が多いのも事実ではありますが、数年後に復帰するというパターンも多く存在します。

看護師を辞めるメリット

実際に私が看護師の仕事から離れて感じたメリットを、体験談も交えてお伝えします。

多くの看護師が感じているであろう悩みから解放されたため、個人的には、退職前に想像したようなメリットを得ることができたと思っています。

メリット
  • 命に直結する仕事へのプレッシャーから解放される
  • 規則正しい生活ができるようになる
  • 恋人・友達・家族と過ごす時間が増える
  • 勉強しなければいけないことが減る
  • 怒られることが減る
  • 煩わしい人間関係から解放される

これらについて1つ1つご紹介していきます。

命に関わることへのプレッシャーから解放される

命に関わることへのプレッシャーから解放される
看護師の仕事は、人の命に関わる仕事ですよね。そのため、いつも時間とやるべきことに追われています。

多くの現場では、注射や点滴、薬の管理、その他にも看護師が行う医療行為が数多くあります。

それに加えて、状態が急変した患者さんがいればその対応も行います。

このように看護師の業務1つ1つの責任は非常に重いものであり、プレッシャーを感じる人が多い職業でもあります。

私は「業務のたびに強い緊張感に追われる…」そんな日々を送っていました。

しかし看護師を辞めた後は、命に関わっているというプレッシャーから解放され、当時のような強い緊張感を感じることが減りました。

尾崎
医療職から離れたことで、プレッシャーや重圧から解放されたのは大きなメリットだったと感じています。

規則正しい生活ができるようになる

規則正しい生活ができるようになる
特に夜勤ありでシフト制の勤務をされている場合は、不規則な生活になりがちです。

そのため「体調を崩しやすい」「なかなか体調が整わない」そんな悩みを抱えている方も多いでしょう。

不規則な生活をしていると、体力の消耗も激しいですよね。

しかし看護師以外の、夜勤のない仕事に就くことで「規則正しい生活」が可能になります。

退職後は以前よりも体力面での負担が軽くなり、個人的には体調が良くなったと感じることが増えました。

尾崎
想像していたとおり、「夜勤が無くなる」というのは、非常に大きなメリットだと感じました。

恋人や友人、家族と過ごす時間が増える

恋人や友人、家族と過ごす時間が増える
夜勤や土日・祝日も当たり前に勤務することが多い看護師。そのためプライベートの時間もバラバラになってしまいますよね。

友達や恋人とは休みが合わないため、なかなか会えない状況になってしまうことも多いものです。

特に「日勤をした後にまた夜から深夜勤務がある」という日は、日勤が終わった後に仮眠を取っていました。

そのため一緒に住んでいる家族とさえも、「今日は1日中顔を合わせていないなぁ」なんて日も多くありました。

しかし不規則な勤務から解放されてからは、プライベートに使うことができる時間が格段に増加。

尾崎
看護師をしていた当時は考えられませんでしたが、現在は家族との時間をたくさん作ったり、友達に会ったりするといったことが実現できています。
「プライベートの時間を確保できる」という点は、大きなメリットの1つと言えるでしょう。

勉強しなければいけないことが減る

医療は日々進化しているともいわれているため、看護師は毎日「勉強」することが多いですよね。

部署の異動があれば、そのたびにその診療科目についても勉強する必要があります。

薬や医療行為の種類も多岐にわたるため、よほどのベテラン看護師でもない限り「勉強しなくても看護業務を完璧にできる」という人は多くないでしょう。

私自身の経験では、現場でも「わからないことがあれば、まずは勉強!」というスタンスでした。さらには職場の発表会などで、「論文の作成」をすることも日常茶飯事。

それに、人の命に関わる仕事である以上、「わからない」をそのままにはしておけない、という責任もあります。

そのため業務中も帰宅後も勉強に追われる日々を送っていましたが、看護師を辞めてからは以前よりも勉強するという機会が減りました。

尾崎
勉強が好きな人にとっては負担ではないかもしれませんが、私は勉強が得意ではなかったため、大きなメリットだったと感じています。

怒られることが減る

看護師が怒られる
現場では常に命と隣り合わせのため、ピリピリとしたムードが漂っているということも多いでしょう。

そのためか、私は「理不尽に怒られる」という経験をすることもしばしばありました。

特定の先輩にきつくあたられる…そんな経験をしている方、私以外にもいらっしゃるのではないでしょうか?

そして何より看護師は、1つのミスも許されないため「怒られる」ことが比較的多い職業であるといえます。

そんな日々を送っていた私は、休みの日すらも「怒られたくない」と不安になっていました。

そして出勤前にも必ずと言っていいほど「責められる」ことへのプレッシャーを感じていました。

尾崎
私は看護師を辞め、「人に怒られる」ということがほとんどなくなりました。
精神的なストレスが1つ減ったので、個人的に良かった点だと感じています。

煩わしい人間関係から解放される

人間関係
私は総合病院の病棟に勤務していましたが、全員が女性スタッフで構成されている職場でした。

先述したように「ピリピリしている雰囲気」であったことと、「女社会」ということが相まって、すごく居心地が悪かったのを覚えています。

特に女性が多い職場だと、人間関係が「グループ化」してしまうことも多いですよね。
そこで嫌われている人の悪口が聞こえてくることも日常茶飯事でした。

私はそのような人間関係に馴染めず、「自分は何を言われているのだろう」「怖いなあ」と感じることも多かったのです。

しかし看護師を辞めて、そのような人間関係から解放されることができました。そのため以前よりも、自分のしたい仕事に集中して打ち込むことができるように。

尾崎
「悪口が聞こえてこない」「人間関係が悪くない」という点は、ストレスが減ったという意味で大きなメリットになりました。

看護師を辞めるデメリット

ここまで、私の感じた「看護師を辞めるメリット」をお伝えしてきました。
一見いいことだらけのようにも感じられますよね。

しかし、看護師を辞めることで失ってしまうこと・気持ち的に悩んでしまうことも、案外多くあります。

辞めたいと悩んでいる方は、「いますぐにでも辞めたい!」と感じられているのではないでしょうか?

しかし一時の感情だけで辞めてしまっては、後悔する結果になる可能性もあります。

ここからは看護師をやめてみて感じた「デメリット」をお伝えしていきますので、参考にされてみてくださいね。

デメリット
  • お給料が減る
  • 看護師という職業的地位を失う
  • 頑張ってきたことがリセットされる
  • 職場の人に申し訳ないと思う
  • 看護師としてのキャリアを積めなくなる

お給料が減る

給料
看護師の職業は、資格が必要な専門職でもあるためお給料が良いといわれています。

それに加えて夜勤をしている場合は、「夜勤手当」も上乗せされていることでしょう。

「仕事内容にお給料が見合ってない」と感じている方も多いのが現状ですが、それでも看護師は比較的安定した収入を得ることができる職業です。

看護師の職業から離れてしまえば、それまでもらえていた給料がガクンと減ってしまうということにもなり得ます。

さらに看護師以外の未経験の仕事をしようと思ったときには、新人と同等のお給料になる…という可能性もゼロではありません。

ちなみに私自身は看護師を辞めて収入が減ったため、欲しいものを我慢することも増えました…!

収入は生活に関わる非常に大切なポイントです。

辞めたい気持ちだけで一気に突き進んでしまうのは危険といえるため、金銭面のプランもしっかり考えることが必要です。

看護師という職業的地位を失う

看護師
プライベートのシーンで、周りの人に「看護師?すごいね!」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。

さらに看護師は、社会的な信用も得やすい職業ともいわれていますよね。

看護師を辞めてしまうと、こういった社会的・職業的なステータスを失うことにもつながります。

個人の感じ方や考え方による部分もあるとは思いますが…

私は看護師をやめて、周りに看護師と言えなくなったことをなんとなく残念に感じることもあります。

「ここで看護師と言えたら、もっと信用度が上がるんだろうなぁ…」と思う場面も何度かありました。

看護師の免許は一生物ですし、看護師だったというステータスが無くなるわけではありません。

尾崎
個人的には、「看護師と名乗れない」という点は、生活していく上でデメリットだと感じています。

頑張ってきたことがリセットされる

看護師になるためには、多くの勉強をしたり、つらいと言われている実習を乗り越えたりする必要があります。

その後は現場でも多くの経験を積み、たくさんの勉強をすることになるでしょう。

そのため看護師として頑張ってきた自分に「誇りを持っている」という方も多いはずです。

しかし看護師を辞めてしまうと、現場で活躍するために頑張ってきたたくさんのことを「忘れてしまう」という可能性もあります。

私は現場から離れて数年経過しますが、当時身に着けた知識や技術をすべて思い出せるかというと、そうではありません。

看護師を辞めてしまうのか、職場を辞めて新たな場所で看護師として頑張るのか、によっても変わってくることもあります。

いずれにせよ、その職場を辞めるということは、その職場に適応するために頑張ってきたと思うと少しもったいない気もしますよね。

例えば「物品の場所」や、「暗黙のルール」、「先輩の性質や性格」、「職場の決まり事」などなど。
それが無駄になってしまう…という可能性もゼロではありません。

私自身はそういったデメリットも感じたため、これまでの頑張りについても加味して考える必要があると考えています。

職場の人に申し訳ないと思う

職場の人に申し訳ないと思う
看護師として頑張ってきたあなたは、きっと多くの「同僚」や「先輩」たちに支えられてきたことと思います。

先輩達には看護師として育ててもらったことへの、感謝の気持ちもあるでしょう。

そのため退職するとなると、これまで関わってくれた人たちに「申し訳ない」と感じるのではないでしょうか。

尾崎
実際に私は退職する際、非常に良くしてもらった先輩に「本当に申し訳ないなあ…」と深く感じた覚えがあります。
「恩を仇で返すことになってしまうのではないか?」と悩む気持ちもよくわかります。
「せっかく育ててもらったのに、職場を離れる」というのは、罪悪感のある部分でもありました。

看護師としてのキャリアを積めなくなる

看護師のキャリア
看護師を完全にやめて、復帰しないと決めたとしましょう。
そうすれば、それ以上の「看護師としての現場経験」はストップということになってしまいます。

看護師1年目の人が看護師を辞めた場合、「現場経験は1年未満」ということになってしまいますね。

これをどう考えるかは人による点ではありますが、現場経験が短いことは、今後の復帰する際へ影響が出る可能性も多少は考えられます。

「看護師は3年続けることが大切」という言葉を耳にすることもあるのではないでしょうか。

今後のキャリア形成に不安を持っている方であれば、自分の持つキャリアについてもよく考えて行動する必要があるでしょう。

看護師を辞めるだけが選択肢ではない

「いますぐにでも看護師を辞めたい…」そう考えている方は多いのではないかと思います。

しかし、勢いで辞めてしまっては「こんなはずじゃなかった…」という事態にもなり得ます。

看護師を辞めることが必ずしも正しいという訳ではありません。

看護師を辞めてもう戻らないのか、職場を辞めるのか、頑張って続けるのか…。
少し休むという手段もあります。

このように、選択肢はさまざまで1つだけではありません。

看護師の資格は一生モノです。あなたにとって「後悔することのない最善の選択は何か?」を落ち着いて考えることが大切だといえるでしょう。

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