お気に入りの服を、お気に入りの柔軟剤でいい匂いに…と思っていても、周りからはクサイ!と思われているかもしれません。
最近は、香水のようにいい香りの柔軟剤が多く発売されているので、自分の好きな香りをチョイスする楽しみもありますが、色んな人の好きな香りが集まったら、正直クサイ!キツイ!と感じてしまいがち。
そこで、シンプルイズベスト!な柔軟剤の無香料タイプについて、メリットや人気商品について紹介します!
無香料の柔軟剤はこんな人におすすめ
無香料というのは、無臭と同じ意味と捉えられがちですが、正確にいうと少し違います。
無香料の柔軟剤は例えば次のような人におすすめです。
- 香りや肌に敏感な人
- 赤ちゃんやペットがいる
- 香水も使用したい
- 洗濯したての香りが好き
強い匂いの柔軟剤や制汗剤を使用したり、隣の人が使用していたりした時、頭痛や気分が悪くなったことはありませんか?特に妊娠中の方はつわりの影響でちょっとした匂いにも敏感になっています。
こうした人工的な香料によって気分が悪くなることによって、最悪「化学物質過敏症」を引き起こすことがあります。自分はそう感じなくても、周りの人にそういった人がいるかもしれないということを頭に入れておきましょう。
また、大人は平気でも、まだ肌が弱い赤ちゃんやペットは添加物の刺激が強いこともあります。妊娠中の方や赤ちゃんがいる家庭は無香料の柔軟剤を使用することをおすすめします。
さらに、香水と柔軟剤を一緒に使用すると香りが混ざり合ってしまうため、お気に入りの香水を使用したい方も柔軟剤は無香料を使用するようにしましょう。
無香料の柔軟剤選びのポイント
無香料柔軟剤にもいくつか種類がありますが、ただ香りがしないだけでなく、以下のポイントを抑えて選ぶようにすることでより効果を実感できるはずです。
- 消臭・除菌してくれる
- 仕上がり感
- 肌に優しい
- 天然成分を使用している
- 詰め替えがある
消臭・除菌してくれる
最近の柔軟剤は香りだけでなく、消臭効果や除菌効果がある商品も登場してきています。
無香料の柔軟剤は無臭のため、効果があるのかよくわからないという方や陰干しが多いという方は消臭・除菌付きの柔軟剤を選ぶことで、より洗濯の効果を高められるでしょう。
仕上がり感
柔軟剤の効果を実感すると言えば、干した後のふっくら感や手触りの良さですよね。
その役割をしてくれるのが「界面活性剤」という成分で、衣類の摩擦を抑えてくれるのでふんわりとした肌触りのいいなめらかな仕上がりに仕上げてくれます。
肌に優しい
柔軟剤の本来の効果であるふんわり感や静電気防止などの衣類のコーティングをしてくれる「界面活性剤」ですが、こちらも香料と同様少なからず肌へ刺激を与えてしまう成分です。
また持続して使用することで吸水性が低下してしまうので、汗をよくかく子供や肌が弱い人は、ふんわり感などの効果はありませんが、「界面活性剤フリー」と書かれている柔軟剤がおすすめです。
天然成分を使用している
無香料の柔軟剤の中ににも、ほんのり香りがついている商品もあります。これは天然ハーブから抽出された天然精油を使用しているので肌への影響は心配いりません。
赤ちゃんやペットがいる家庭や、肌が弱いけど香りを楽しみたいという方は、このように植物性の成分を主に使用していて、合成香料・着色料・保存料などが使用されていない無添加のものを選ぶようにしましょう。
詰め替えがある
お店に行くと豊富な種類の香り付きの柔軟剤が多く置かれていて、無香料の柔軟剤は2種類〜3種類程度しか置いていないこともあったり、お店によって扱っていないなどなかなか見つからないといったこともあります。
気に入った柔軟剤を見つけたら、置いているお店をチェックしたり、コスト削減のためにお得な詰め替え用が発売されている商品を選ぶようにしましょう。
無香料の柔軟剤おすすめランキング
さきほどの無香料の柔軟剤選びのポイントを抑えながら、ここでは小さいお子さんにも安心して使用できるおすすめの無香料の柔軟剤を紹介しますので参考にしてみてください。
ベビーファーファ
ベビーやおむつ肌着用と書いてあると、赤ちゃん用品専用なの?と思ってしまいますが、タオルや大人の衣類にも問題なく使えるのが◎。
「ネーミングがややこしくてもったいない!」との意見もあるようですが、知ってる人は使ってる、ふわふわの仕上がりと赤ちゃん用にも使える、優しい柔軟剤で大変人気があります。
サラサラの液体で、液体にはほのかに香りが付いていますが、洗い上がりはしっかり無香料です。
ファブラッシュ柔軟剤無香料
無香料ですが、かすかにいい香りがします。ですが、香料入りのものと比べると、本当にかすかで優しい香りなので、気になるレベルではありません。
柔軟剤としての柔らかな仕上がりはもちろん、制汗剤などにも使用されている銀イオン配合で、消臭効果もあります。
また、消臭効果に加えシワになりにくい効果もあり、デザインからは女性向けだと思われがちですが、意外と男性からの支持も集めているそうです。
アラウ衣類のなめらか仕上げ
香りを楽しみたいけど柔軟剤を使うのが心配という方は、arau.(アラウ)の衣類のなめらか仕上げがおすすめです。ラベンダーの天然精油を使用しているのでほんのり自然な香りが楽しめます。
クエン酸配合で、衣類の黄ばみやニオイ、変色を防止しつつ洗濯槽の汚れやカビも予防できる優れものです。
柔軟剤では無くあくまで仕上げ剤なので、フワフワになるわけではありませんが、硬くなってしまったタオルなどもなめらかな仕上がりになります。
また、従来の商品と同様、合成香料や着色料、保存料を使用していない無添加で肌に優しい成分で出来ているので、赤ちゃんや敏感肌の人にはおすすめの仕上げ剤です。
ダウニーフリー
柔軟剤人気の火付け役となったダウニーですが、実はあのTHE海外!といった、強い香りが苦手な人も多いんだそうです。
そんなダウニーから「ダウニーフリー&ジェントル」という、アメリカでも人気の無香料の柔軟剤が発売されているのをご存知ですか?
ダウニーのあのフワッフワな仕上がりはそのままで、香料なしの低刺激な配合になっています。
ダウニー一筋!というダウニーファンの人にもオススメの柔軟剤です。
さらさ
P&G(ピーアンドジー)から発売されている「さらさ」は、赤ちゃん用として販売されているわけではありませんが、着色料無添加で肌にやさしく、赤ちゃんや肌の弱い人でも使えます。
さらに、肌テストは皮膚科医監修のもと実施されるなど、安心して使える取り組みがされているのが人気のポイントです。
また、独自のノンオイリータッチ処方が採用されており、繊維を油分でコーティングしない為、ふんわりしながらもサッパリ軽い仕上がりになります。
中でも、ハンカチやタオルなどは吸水性を落とさない、と口コミでも評判です。
無香料柔軟剤を使うメリット
香りのない柔軟剤なんて意味ないのでは?と思われる方も多いと思います。
ここで無香料柔軟剤を使うメリットについて紹介します。
スメルハラスメント対策
「スメルハラスメント」という言葉をご存知でしょうか?スメルとはニオイ、ハラスメントは嫌がらせという意味で、ニオイによる嫌がらせの事をいいます。
嫌がらせといっても、セクハラやパワハラとは違い、デリケートな問題だったり悪気がない場合がほとんどなので、指摘しずらいのが現状です。
本来は、体臭や口臭や加齢臭などを指しますが、最近ではキツイ香水なども、スメルハラスメントの対象とされていて、自分では良い匂いだと思っている香り付き柔軟剤も例外ではありません。
そこで無香料柔軟剤がオススメです。人工的なキツイ香りがないため、周囲の人に不快な思いをさせることなく、衣類やタオルをフワフワにできます。
どうしてもお気に入りの香りの柔軟剤がある場合には、仕事用とプライベート用で使い分けるのもひとつのアイディアだと言えます。
アレルギー対策
近年香り付き柔軟剤は、どんどん種類を増やし使用する人も増えていますが、その一方で柔軟剤のニオイによって、アレルギーをおこす人も増えているそうです。
一部の保育園や幼稚園では、香り付き柔軟剤で洗ったタオルなどを使って、子供たちがアレルギーを起こしたことから、家庭などで園児の持ち物に、香り付き柔軟剤の使用を禁止しているところまであるそうです。
参考 柔軟剤などのにおい製品の使いすぎにご注意ください板橋区消費者センター
香料による香りは、単にニオイそのものが苦手というだけではなく、柔軟剤を使用して洗ったタオルを使ったら咳が止まらなくなったり、くしゃみや鼻水がでるといったアレルギー反応が出たり、体に合わないと頭痛がしたり、皮膚が炎症をおこす恐れもあります。
このような、アレルギー反応に関する相談件数が相次ぎ、国民生活センターも香りには個人差があるため使用は配慮するべきとの意見を発表するほど、社会問題になっています。
こういった背景からも、無香料柔軟剤なら、原因となる香料やニオイがないため安心して使うことができます。
肌への刺激が少ない
無香料柔軟剤を使うことで、きついニオイを抑えるだけではなく、赤ちゃんや敏感な人の肌の負担を減らすことができます。
というのも、アレルギーの原因となる香料が含まれていないことと、衣類をふんわり仕上げるので肌触りが良くなり、肌への刺激や負担が少なくなります。
ゴワゴワのタオルで顔を拭いたりすると、たとえ肌が強い人でも多少のダメージを受けてしまう事もあります。
柔軟剤を使って洗濯物を柔らかくすれば、肌へのダメージも軽減することができます。肌が弱い人でなくても、顔に使用するタオルなどは低刺激にしておきたいですね。
洗剤の香りと混ざらない
洗濯したての洗剤の、あの匂いが好き!という人にも、無香料柔軟剤はおすすめです。
また最近は、洗剤でも良い香りが付いているものもあり、柔軟剤ほど強く香らず人気を集めています。そこに、香り付き柔軟剤を使うと、香りが混ざって強くなりすぎたり、不快なニオイになってしまう事も…。
しかし、無香料柔軟剤なら、洗剤そのものの洗いたての爽やかな香りが続きます。また、香水やボディミストなどを付けたいときにも、香り付き柔軟剤だとニオイが強くて邪魔をしてしまいがちですが、無香料柔軟剤を使えば、お気に入りの香りを楽しむことができます。
静電気防止
ニットを着たり、重ね着などをすると、静電気でパチパチして痛い思いをしたり、髪の毛がボサボサに!という経験がある人も多いのではないでしょうか?
そんなときにも柔軟剤が大活躍です。柔軟剤には、衣類をフワフワにするだけではなく、静電気を防止する効果もあります。
また、静電気がおこりにくいため、ホコリや花粉が衣類に付くのを抑える効果もあります。
これは、柔軟剤に含まれる「陽イオン性界面活性剤」が繊維に付くことによって、繊維と繊維の滑りが良くなって、静電気がおこりにくくなるためです。
衣類が柔らかく仕上がる
最近では、すっかり柔軟剤=香り付けのイメージが強くなってきていて、柔軟剤の役目を勘違いしている人もいるそうですが、本来の目的は香りをつける為ではなく、衣類を柔らかくフワフワに仕上げることです。
これもまた、柔軟剤に含まれる陽イオン性界面活性剤が、繊維を柔らかくするためです。
肌に優しい柔軟剤を選びましょう
種類豊富な柔軟剤は人気がある一方で、ニオイがキツイ!と嫌煙されがちですが、無香料柔軟剤を使えば、肌にも周囲の人にも優しく安心して使うことができます。
そのため子供用、大人用と分ける必要がなく、家族みんなの洗濯物にも使えるのでオススメです。
また、香りを楽しみたいけど肌への影響やアレルギーなどが心配という方でも、天然成分を使用して香る柔軟剤に変えてみてもいいかもしれませんね。
今まで柔軟剤を使っていなかった人も、無香料柔軟剤を使って、いつものお洗濯物をフワフワにしてみてはいかがでしょうか?