体にいい水とデトックス効果でダイエットできるおすすめの水

私たちは日常生活の中で、様々な毒素を体内に取り込んでいます。これらの毒素が体内に溜まってしまうと、様々な健康被害を引き起こしてしまいます。

体内に溜まった毒素を排出することをデトックスと言いますが、本格的に行おうとすると専門的な知識も必要になり、実行するのは簡単ではありません。

ところがひとつだけ手軽にデトックス効果を得られる方法があります。それが「水を飲む」ことです。なぜ水を飲むとデトックス効果があるのか、どのように飲めばいいのかについて、詳しくご紹介していきます。

水の種類

水のデトックス効果をお伝えする前に、まずは水の種類について説明しておきます。

水なんて、どれも同じじゃないの?と思うかもしれませんが、水にもいろいろと種類があり、種類ごとに体に与える影響も変わってきます。

ここではまず、デトックスに関係する4種類の水について理解を深めておいてください。

硬水

水には硬度と呼ばれるカルシウムとマグネシウムの含有量を示す指標があります。この硬度が高い水のことを硬水と呼びます。硬水の基準は国によって違いますが、WHOの基準では120mg/L以上の水が硬水に分類されます。

硬水はヨーロッパなどの水道水に多く、飲み慣れてない日本人が口にすると、お腹を壊してしまうこともあります。また、カルシウムやマグネシウムは、うまみ成分のグルタミン酸と結合することによってアクに変わり、料理の味を悪くするので和食には適していません。

あまりメリットがないように思えますが、硬水はミネラル分が豊富なため血液の流れを良くしてくれる効果があり、脳梗塞や心筋梗塞の予防にもなると言われています。また妊婦のカルシウム不足や運動時に不足するミネラルを補い、便秘解消効果も期待できます。

水道水の硬度水道水の硬度とは?水道水・硬度の疑問を徹底解剖!

軟水

WHOの基準では硬度が60~120mg/L未満の水を中軟水、0~60mg/L未満の水を軟水と分類しています。日本の水道水はそのほとんどが軟水で、ミネラルが少なく、飲み慣れているということもあって、美味しく飲むことができます。

胃腸などの身体への刺激も弱いので、赤ちゃんのミルクに使う水にも適しており、軟水で洗濯をすると洗浄力が高まり、石鹸の使用量も少なく済むというメリットがあります。

軟水はミネラルバランスに優れ、身体に吸収しやすいという特徴があるため、疲労回復や美肌にも効果を期待できます。

炭酸水

海外のレストランで水を注文すると、炭酸水が出てくることがあります。欧米では硬水を飲みやすくするために、ミネラルウォーターに炭酸を入れています。

炭酸水は最初から炭酸が含まれている天然の炭酸水と、後から炭酸を付加する人工の天然水の2種類があります。天然の炭酸水は採れる産地によって炭酸の強さが変わってきます。

炭酸水のメリット
  • 乳酸を排出して疲労回復を促す
  • 血行が良くなる
  • 胃が膨らんで満腹感が得られやすいためダイエット効果がある

また炭酸水は飲むだけでなく、洗顔などでも使われています。炭酸水で洗顔すると、毛穴の汚れが落ちやすいといわれているため、美容効果を期待する人は炭酸水で洗顔しています。

水素水

タレントさんやモデルさんが愛用していることで、注目度が上がっているのが水素水です。

水素水は水素を溶かし込んだ水のことを言います。水は酸素と水素から作られているので、水素を溶かし込むのは簡単に思えますが、水素は蒸発しやすいという特徴があるため、水素水を作るのには高い技術が求められます。

水素水に含まれている水素には抗酸化作用があるため、水素を体内に取り込むことで老化を防ぐ効果が期待できます。ただし、水素水には効果があるとする人と、効果がないとする人にわかれており、その判断が難しいところではあります。

水素水は効いている時間がとても短いため、1度にたくさん飲むのではなく、小分けにして何回も飲むのが理想とされています。

参考 消費者庁が注意喚起した「水素水」、結局のところ効果はあるの?レタスクラブニュース

ダイエット効果も!水をたくさん飲むメリット

私たちの身体の50~60%は水分で占められています。水を一滴も飲まない場合、4~5日くらいで死に至りますが、水と睡眠さえとっていれば、2~3週間は生きられると言われています。

水分が不足してしまうと血流が悪くなり、免疫機能のバランスも崩れてしまい、風邪をひきやすくなったりなど体調を崩しやすくなります。

水を摂取することで身体にはたくさんのメリットがありますが、その中でも特に注目されている3つのメリットについてご紹介していきます。

デトックス効果(便秘解消)がある

人間の体に溜まった毒素や老廃物は尿や便などから排出されます。汗からも排出されますが、それはごくわずかな量ですので、ほとんどの老廃物と毒素は尿と便から排出されると覚えておいてください。

毒素や老廃物は私たちが食べたものが代謝される過程で発生します。毒素や老廃物がのうち水に溶けないものが便、水に溶けるものが尿に含まれて排出されます。

たくさんの水を飲むとおしっこが出やすくなりますが、そのときに合わせて毒素や老廃物が排出されるのでデトックス効果を得ることができるというわけです。

また、水をたくさん飲むことで便が柔らかくなるという効果もあります。その結果、便秘が解消するわけですが、便も毒素や老廃物を排出する役割がありますので、便秘が解消することで体内のデトックス効果がさらに上がります。

さらに水を飲むことで、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを下げることもできます。大量の水を飲むことで血液に十分な水分が含まれて、流れやすくなるためと言われています。血液が流れやすくなると、たくさんの毒素や老廃物を運搬できるようになるので、こちらもデトックス効果に影響します。

現代人は体内が水不足状態になりがちで、それによって毒素や老廃物が溜まっているのですが、大量の水を飲むことでそれらを一掃できるため、健康な体を取り戻すことができます。

むくみ緩和(美肌効果)につながる

水を飲むと体内の水分が増えすぎて水太りという人がいますが、実際に水を飲んで太るということはありません。もちろん飲んだ水の量だけは体重が増えてしまいますが、それだけのことで脂肪が増えたりするわけではありません。

私たちの体内にある水分は、血液となって体内を循環しています。この血液が細胞に酸素や栄養分を届け、細胞から老廃物や毒素を受け取ります。むくんでいるというのは、この循環が何らかの理由で滞ってしまい、水分が細胞周辺に残っている状態をいいます。

循環が滞る理由はいくつかありますが、そのうちのひとつが水不足によるものです。人間の体内は一定量の水分が必要になるため、水分を摂取しないと尿を出さないようになります。この状態で水分補給をしても、尿を排出できる状態になるまで少し時間がかかるため、摂取した水分が行き場を失って細胞周辺にたまってむくんでしまいます。

とはいえ水をこまめに飲んでいれば、体が水不足を起こすことはありません。水不足を起こさないならむくみの原因である尿排出機能の低下が起こりませんので、むくみを緩和できるというわけです。

むくみが起きない状態で、定期的に水分補給をすれば、肌細胞に十分な水分が行き届きます。その結果、むくみを解消できるだけでなく美肌効果も期待できます。

基礎代謝量がアップしてダイエットにつながる

私たちが飲む水は、常温ですと20〜30℃前後になっています。これを体内に取り込むと、水に体温を奪われてしまいます。だったら水は飲まないほうがいいので?と思うかもしれませんが、人間の体はちゃんと適応力があります。

水を飲んで体温が下がったら、体温を上げるために体内にある糖や脂肪などのエネルギーを燃やし始めます。この結果、基礎代謝量が上がっていきます。なんと水を飲んだだけで運動をしているのと同じような効果が得られるわけです。

もちろん、運動するほど代謝が上がるわけではありませんが、水はカロリーがゼロですので太ることがありません。しかも程よい満腹感も得られて食欲を抑えることができます。

水を飲むと血流も改善されますので、それも代謝のアップにつながります。

代謝がアップするということは消費カロリーが増えるということです。ダイエットをするには消費カロリーを増やすか、摂取カロリーを減らすかのどちらかを実行しなくてはいけませんが、水を飲むと消費カロリーが上がるので、ダイエット効果も期待できます。

疲労回復

炭酸水や水素水を飲むことで、疲労回復効果も期待できます。

炭酸水を口に含むと、刺激によって血行が良くなり、心拍数も上がります。これによって血の巡りが良くなって、老廃物や疲労物質を回収しやすくなるためです。

医師によっては「科学的根拠はない」と否定することもありますが、炭酸水はこの10年で売上が10倍にも伸びています。その理由のひとつとして、疲労回復効果を実感している人が一定数いることが考えられます。

水素水はすでにお伝えしましたように、抗酸化作用がある水素を体内に取り込むことができます。疲労の原因とされている活性酸素を水素が捕まえてくれるので、疲労を感じなくなるというわけです。

これまで水をあまり飲んでいない人なら、炭酸水や水素水でなく普通の水を飲むだけでも疲労回復効果が期待できます。体内の水不足が解消されれば血液が流れやすくなり、体内の老廃物を排出しやすくなるためです。

効果を高める水を飲むタイミング

水はたくさん飲んだほうがいいのですが、最適なタイミングと最適な飲み方があります。効果的に水を飲むタイミングと、その時に飲むべき水の種類について見ていきましょう。

朝起きたときは白湯

人は睡眠中に約500mlの水分を失っています。このため、朝起きたら速やかに水分補給をしておく必要があります。

このとき、水道水や冷蔵庫にあるミネラルウォーターをそのまま飲む人がいますが、冷たい水は内臓に負担をかけてしまいます。少し手間はかかりますが、水を沸騰させて白湯として飲むようにしましょう。

食事中より食事前がおすすめ

食事中に水を飲む人がいますが、食事をしているときに水を飲むと、食べたものを消化するための遺産や消化酵素が薄まってしまいます。このため食事中に飲むのではなく、食事前に飲むようにしましょう。

食事前に飲むことで満腹感も得られますので、食欲を抑えるという効果も期待できます。

食事前といっても食べる直前ではいけません。食事の30分前までに500ml程度を飲むようにしてください。たったこれだけで、ダイエットに成功したという人もいるので、ぜひ試してみてください。

運動前は硬水、運動後は炭酸水

ランニングなどの運動をすると汗をかきます。汗は体内のミネラルを排出してしまうので、運動前にミネラルが豊富な硬水を飲んでおきましょう。ただし、人によっては硬水を飲むとお腹が緩くなる人もいるので、いきなり切り替えるのではなく、少しずつ慣らしていきましょう。

運動後は疲労回復効果を期待できる炭酸水がおすすめです。水素水でもいいのですが、炭酸水はコンビニやスーパーで簡単に手に入ります。運動をしたあと速やかに水分補給をするために、炭酸を選びましょう。

一日に飲む水の目安は「体重kg×30ml」

水は1日に2リットルくらい摂取するのが理想と言われています。その理由としては、毎日体の中で老廃物を含む古い水分が、2リットルくらい作られているので、この古い水分を排出するために新鮮な水が必要になるためです。

とはいえ、私たちは飲むだけでなく食べることでも水分補給をしています。さらに、日本は欧米と比べると湿度が高いため、水だけで2リットル摂取する必要はありません。それだけでなく、身体の排出機能が弱っている場合などは、かえって体に負担がかかってしまいます。

体重が100kgの人と50kgの人で、同じ2リットルというのもおかしいですよね。そこで、1日に必要な水分量は「体重kg×30ml」を目安にしてください。

体重が55kgなら1.65リットルくらいになります。

気をつけたいのは1回に飲む水の量です。水分をとろうと一気にたくさんの水を摂取すると、胃腸に負担をかけてしまいます。飲みすぎると水中毒になってしまう可能性もあります。

もともと1回で体が吸収できる水分量は決まっていて200~250mlくらいと言われていますので、コップ1杯くらいの水を8~10回くらいに分けて飲みましょう。冷たい水は、体を冷やして内臓に負担をかけてしまいますので、できれば常温や白湯で摂取することをおすすめします。

おすすめのミネラルウォーター

水をたくさん飲むとなると、やはり美味しい水でないと続きませんよね。コストパフォーマンスも重要になってきます。とはいえ、市販されているミネラルウォーターの種類が多すぎて、自分でどれを選んでいいかわからないという人も多いかと思います。

そこで、ここでは4種類のおすすめの水(ミネラルウォーター)をご紹介します。

飲むシリカ

テレビCMなどでも話題になることが多い飲むシリカ。芸能人でも愛用している人が多いので気になっているという人もいますよね。
シリカは免疫力の向上やコラーゲンの再生などの効果があり、さらには骨粗鬆症予防も期待されている優れた物質です。ただし、シリカは体内で作ることが難しいため、食べ物や飲み物から摂取しないと徐々に体内の貯蓄量が減ってしまいます。

飲むシリカには多くのシリカが含まれているため、ミネラルウォーターとして飲むだけで手軽にシリカを補うことができます。

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earthwater(アースウォーター)

美容と健康のためだけにつくられた新タイプのミネラルウォーター。その大きな特徴は身体への浸透率の高さとミネラルの多さにあります。
浸透率が高いということは、お肌の乾きを防ぐ効果や身体の隅々までいきわたるスピードも早いということになるので、アースウォーターを絶えず飲むことによって美容と健康の効果を得られやすくなります。
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コントレックス

硬水の中でも安定した人気を誇るのがコントレックスです。硬度が1468mg/Lとミネラルが豊富で、500ml中に牛乳約200ml分のカルシウムと、アーモンド約10粒分のマグネシウムが含まれています。
硬度が高いためクセが強く、最初は飲みにくく感じますが、慣れてくると他の水では物足りなくなる人も多いようです。
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六甲のおいしい水

人気の高い国産の水です。自然豊かな六甲山系の水で、硬度が83の軟水ということもあって、とても飲みやすいという特徴があります。六甲のおいしい水は体に負担がかからないので、海外の水に不安がある人や硬水が体に合わない人、赤ちゃんのミルク用にもおすすめです。
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フィジーウォーター

フィジーウォーターは火山岩層によってろ過された軟水で、シリカやミネラル分が豊富に含まれています。海外セレブが使っていたり、高級ホテルに置かれていたりすることで注目されています。
上記の「飲むシリカ」でもお伝えしましたように、シリカにはコラーゲンを生成するのに必要なミネラルです。このため、肌のハリを取り戻したいという人、美容に対して高い意識を持っている人におすすめの水です。
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健康を考えるなら水道水はおすすめしない

毎日水を飲むことが重要だとお話すると「水道水じゃダメ?」と質問されることがよくあります。これはとても悩ましい質問なのですが「水道水はおすすめしない」と答えています。その理由は2つあります。

水道水はおすすめしない理由

  • 水道水は美味しくない
  • 水道水には塩素が含まれている

1日に1.5〜2リットルの水を飲むのに、美味しくなかったら続きませんよね。たしかに水道水を飲むのが最も低コストですが、続かないのでは意味がありません。そういう意味ではミネラルウォーターを選ぶときにも、効果だけでなく無理なく飲めるかどうかという視点も重要になります。

そもそも水道水が美味しくないというのが問題なのですが、水道水は水の品質を維持するために、塩素を投入しています。塩素には殺菌効果があるので、水に雑菌やウイルスが繁殖するのを防いでくれるのですが、匂いがよくないので「美味しくない」と感じてしまいます。

さらに水道水に塩素を入れる過程で、発ガン性物質のトリハロメタンが水道水に含まれてしまいます。国の基準としては飲み続けても安全な量となっていますが、安全だといわれても本当かどうか信用できませんので、できれば飲まないようにしたいところです。

塩素について詳しく知りたい方はこちら

塩素水道水に入ってる塩素の役割と残留塩素が身体に与える影響や除去する方法

健康を考えるなら、浄水器を使うかミネラルウォーターを買うなどして、安全性の高い水を生活に取り入れましょう。

水をたくさん飲んで健康的な身体に

人間の体の50〜75%は水でできています。現代人はその水が不足しがちで、身体に毒素や老廃物が溜まって、様々なトラブルを引き起こしています。水が不足しているのが原因なのだから、水をたくさん飲むだけでそれは解決します。

十分な水が体内にあれば、血行も良くなって体内から疲労物質を排出しやすくなって、疲労回復効果が期待できます。水を飲むことで基礎代謝が上がって、ダイエット効果などの副次的な効果を得られることもあります。

水は万能薬ではありませんが、水が足りないことで起きる弊害は解消できます。健康のためにも安全性の高い水をたくさん飲んで、活力に満ちた毎日を過ごしてみませんか。

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