スマホが水没!絶対やってはいけない3つの事&自力で復活させる方法

「スマホを水没させちゃった!」突然スマホを水の中に落としてしまったら、誰でも慌てて頭が真っ白になりますよね。そして電源が入るか、電源オン。ちょっと待って、それNG行動です!無意識の行動がスマホの寿命を縮めるかもしれません。

知らないうちにNG行動を取って修復不能にしてしまわないよう、ここで正しい知識を身につけておきましょう!

スマホが水没したときの対処法

お風呂に持ち込んで、あるいはトイレでポケットから落ちてしまってスマホが水の中にポチャン!

頭が真っ白になりますね。慌てて水から拾い上げるけど、しっかり水に浸ってしまったスマホを見たら、誰しも慌ててしまうでしょう。

どうしたらいい?水分を抜くためにとりあえず振ってみるか!そう思った人は不正解。自力復活させようと思うなら、逆効果です。

スマホを水没させてしまう危険は、身近な生活の中に潜んでいますね。いくら気を付けていてもリスクゼロにはなりません。

うっかりスマホを水没させてしまった時のために、自力で直す方法を知っておくのが賢明でしょう。

慌てず、水分を吸い取りましょう

スマホを水没させてしまった!そんな時は、まずどうしたらいいでしょう?慌てていると、早く水分を取り除かないと、と思ってスマホを振ってしまう人がいるかもしれません。

しかしこれは逆効果。振ることで、まだ水に濡れていなかった部分まで、まんべんなく水ぬれさせてしまう危険をはらんでいます。

水没させてしまった時は、慌てずタオルかキッチンペーパーのようなもので水分を吸い取りましょう。

スマホの隙間に水分が溜まっているので、じっくり吸水させるためタオルでくるんだまましばらく置いておきましょう。

最低でも半日くらいはそのままにしておくのがいいでしょう。

水没反応は出ていますか?


ゆっくり水分をタオルに吸水させたら、次に「水没反応」が出ているかを確認します。

水没反応というのは、スマホが水濡れしているかどうか判断するためのものです。

一般的にスマホの電池パックやSIMトレーといった物の中に紙きれが入れられています。

元々白や白地に赤いドットがついたものですが、水濡れすると紙きれが全体的に赤く変色します。

この変色する事を、「水没反応」と呼んでいるのです。

水没マークはここにあります!

水没反応を教えてくれる電池パックやSIMトレーですが、これらの水没マークがどこにあるか知っていますか?

スマホでも、iPhone・Androidなどの機種によって水没マークのある場所が違うそうです。

例えばiPhone6・6Plusの場合だと、SIMトレーを開けてSIMカードを取り出すと水没マークがあります。それ以前の物では、充電口の奥の方に確認できます。

Androidの場合ですが、こちらはバッテリーに直接付いていたり、micro SDカードのスロット部分に付いていたりと場所が様々なようです。

自分のスマホで位置を確認しておきましょう。

スピーカーの音がおかしい時は?


水没させてしまい、タオルなどで吸水したら復活した!という軽症の場合でも、スピーカーの音だけおかしいというような話はよく聞きます。

そんな時に考えられる原因は大きく2つです。

スピーカの音がおかしい原因

  1. スピーカーにゴミが詰まっている
  2. 水没によるスピーカーの故障

それぞれの対処法を試してみましょう。

スピーカーにゴミが詰まっている場合

スピーカーにゴミが詰まっている場合は、掃除すると直る可能性があります。水分を吸い取ったとはいえ、一度水没させているわけですから、まだ少し水がスピーカーのあたりに残っているかもしれません。

ティッシュペーパーを細くして、イヤホンジャックの部分を掃除してみましょう。水分が残っていれば吸水してくれます。
またほこりなどゴミがあれば一緒に取れるでしょう。

水没によるスピーカーの故障が原因の場合

この場合だと素人ではお手上げです。下手に分解すると廃棄行きになってしまうので諦めて各ショップへ相談に行ってください。

絶対にやってはいけない3つのこと!

スマホを水没させてしまった!修理に出したくないから、自力で何とかしたい!そう思った人は、絶対にやってはいけない事を頭に入れておいてください。うっかりこれらを行ってしまうと、スマホがショートして完全に廃棄になる恐れがあります。

水没時に絶対やってはいけないこと3つ

  1. 水没直後、電源を入れない!
  2. 充電しない
  3. スマホを振って水抜きしない

自力で直したいなら、下の3つは絶対にやってはいけませんよ!

1.水没直後、電源を入れない!


水没してスマホが壊れてしまう原因の1位が、通電したことによるショート。

通電しないから復活できるとは言い切れませんが、可能性は1つでも残しておきたいです。

自力復活のために大切な事、それは水没直後にスマホの電源を入れないことです。

簡単なことですが、水没直後はスマホの無事を確認したいがために、つい電源が入るか試してみたくなります。しかし、これがショートの原因になります。

もし電源が入った状態で水没させたら、自然に電源オフしていれば再起動させない!すくい上げた時に電源が入ったままなら、電源を切る!これが重要です。

2.充電できない…それNGです!

水没させたスマホをパパッと拭いて、電源を入れたけど映らない。だから充電してみたけど充電できないのですが?という人がいるようです。

実はこれもスマホ故障の原因になります。充電させるというのは、つまり通電させる行為です。

充電しようとした事でスマホが待機状態になり、内部に電気が通ってしまいます。先程お伝えした通り、通電したらショートしてしまいます。

水没させてしまうと、何とか復活させようとあれこれ試したくなる気持ちはとてもよく分かります。

しかしスマホを本格的に壊してしまわないためには、充電してはいけないのです。落ち着いて、じっくりと水分を抜く作業をするようにしましょう。

3.スマホを振って水抜きはNG

水没後にやりがちな行動の1つに、スマホを振るというのがあります。水没させるとまずは、スマホ内部に入った水をなんとか外に出そうと考えます。その結果、スマホをふるという行動に出るのでしょう。

しかし、スマホを振ると想像しているのとは逆で、水分はスマホの隅々に行き渡ってしまいますよ?

まだ水濡れしていなかった部分にも水が入り込んでしまうので、水没直後より余計に水抜きに時間がかかってしまいます。

水濡れしたままにしておくとスマホの部品が錆びて故障に繋がるので、水濡れ症状がましな内に、完全に水抜きするようにしてください。

また、電池パックを濡れたまま勢いよく外すのもNGです。一刻も早く外した方がいいですが、その時も内部に水が入って行ってしまわないように、そっと取り外すように気を付けます。

スマホ復活!水没して自力で直す方法

水没させちゃったけど、まだ諦めたくない!自力で復活できない?そう思っている人にスマホ復活術をご紹介します。水没スマホを復活させる”正しい方法”を学んで、自力で救出させてみましょう。

身近にあるものを使って、スマホを復活させることができるかもしれません。

例えばドライヤーで乾燥させる方法。温風で一気に乾かすイメージが湧くかもしれませんね。しかし、温風を使うのはNGだって知っていましたか?このあと詳しく説明します。

水没させちゃった!と焦ってNG行為をする前に…諦めて修理に出す前に…ぜひ一度これらの方法をお試しください!

1.ドライヤーでしっかり乾かす


タオルなどでスマホに入り込んだ水分をしっかり吸水した後は、完全に乾かす事が大切です。

完全に乾かすというと、まず効果的なのがドライヤーではないでしょうか。水で濡れた髪をドライヤーで乾かすように、スマホにドライヤーの風を当てれば完全に乾かすことができます。

この時、スマホ全体にまんべんなく風を当てるようにしましょう。

ドライヤーで乾燥させる時に注意したいのが、「熱風にしない」ということです。

スマホは精密機械なので、熱に弱い性質があります。そのため熱風で乾燥させてしまうと、せっかく完全に乾燥させたとしても、基盤が故障します。

ドライヤーを使って完全に乾燥させたいなら、必ず「冷風」にして使いましょう。

2.乾燥材の中に入れて放置!


乾燥材と一緒に密閉できる袋に入れておく、という方法が有効のようです。

乾燥材というと、よくお菓子の湿気を防ぐために入っていますよね。乾燥材の中には、シリカゲルといわれるものが入っています。このシリカゲルが水分を吸い取ってくれるのです。

吸水しても乾燥させれば再利用可能だというので、食品の中に入っているものは捨てずに取っておくと便利ですね。

このシリカゲルが入った乾燥材と、水没して水分を拭き取ったスマホを密閉できる袋に一緒に入れておきます。

完全乾燥するには、2日間ほど置いておくのが効果的だそうです。スマホが手元にないと不便を感じるかもしれませんが、スマホが完全に壊れてしまう事を思うなら、ここは我慢です。

3.お米の中に埋める?!

米の中に入れる、というと「何を言っているの?」と首を傾げたくなるかもしれません。

しかし実際に水没スマホを米の中に埋めて復活した、という話が多くあります。どうして米と一緒に入れておくと、水没スマホが復活できるのでしょうか?

原理としては、乾燥材と同じような働きをしてくれるからのようです。

米は湿気を吸い取る役目をしてくれます。湿気取りとしてよく知られているのが、喫茶店などのテーブルに置かれた塩のビン。
サラサラの食卓塩の中に、少量の米が入れられていますよね。これは同じく湿気を吸ってべたつき易い塩の湿気を、米に吸い取らせるためなんです。

やり方は簡単です。水分を吸い取ったスマホと生の米を、密閉できる袋に入れて置いておくだけです。

置いておく時間は大体24時間ほど。実際にこの方法をやってみた人の話では、最低2日は放置しておくとありましたので、余裕があれば1日以上置いておくとより効果があるでしょう。水没しちゃった!という時は、お試しください。

冷蔵庫に入れて復活できる?

「スマホ 水没」と検索すると、「冷蔵庫」のキーワードが出てきます。なぜ冷蔵庫?と思って、調べてみました。

すると、水没したスマホを冷蔵庫に入れておくと直るというのです。ちょっと疑わしいですが、どうなのでしょうか。冷蔵庫の仕組みは次のようになっているそうです。

乾燥するのは冷蔵庫の冷やす仕組みにあり。

冷却器が局部的に温度が低く、そこに水分が凝結、凍結(霜)となるから。
さらに冷却器についた霜を定期的に溶かし、冷蔵庫外に排出し冷蔵庫内の湿度が低下する。
(これの繰り返し)

自然の低温時はわずかな水分で高湿度となるが、冷蔵庫は人工的に低温をつくるため強制的に湿度を除外している結果となる。。

こうした仕組みから、冷蔵庫内の湿度を強制的に外に排除するため乾燥するのだそうです。

そのため水没したスマホを冷蔵庫に入れて置くと、湿気を取ってくれるので乾燥できるんじゃないかという事になりそうです。

ただ、この方法は絶対に効果があると保証されたものではありません。※自己責任でお願いします。

乾燥材は水分を吸着する性質があり、さらに小さな袋の中なので効果がありそうですが、冷蔵庫は他の食材も入っていますし、完全乾燥という点から見ると効果のほどはよく分かりません。

水濡れがひどくない状態というような場合にだけ効果があるのかもしれません。試す際は、ご自身の判断でやってみてください。

復活したら、早急にデータ復旧を!

スマホのデータバックアップは、各メーカーでも推奨しています。水没でなくても、何かの拍子に壊れてしまう、または突然起動しなくなるということはよくあるからです。

我が家の夫の話ですが、ある日普通に使用していたスマホの電源が入らなくなるという事がありました。

この時は、理由が分からずメーカー修理に出し、高額の修理費用を支払いました…。

水没したスマホは一見直ったように思えますが、一度はダメージを受けている機械。いつ壊れてしまうか分かりません。

そうなった時に後悔しないよう、スマホが復活したら早めに、micro SDカードやUSBメモリーなどに移し替えしましょう!

それから、こういった事態に備えて普段からこまめにデータのバックアップはしておく事をオススメします。

ドコモ・au・ソフトバンクの大手携帯電話メーカーでは、それぞれクラウドサービスでのデータ保存サービスを行っています。

これらを利用すればメモリカードなどを使わなくてもある程度の容量を保存可能です。

それでもダメなら、メーカー修理を頼もう

あれこれ試してみたけど、やっぱり復活できなかった…という場合には、諦めて修理に出した方がいいかもしれません。

素人が下手に分解すると壊れてしまう可能性が多いので、あまり無茶をしないようにしましょう。

水没してしまったスマホをすぐに修理してほしい、データ復旧したい、そんな時はメーカーのショップに持ち込んで相談してみましょう。状態によってはデータ復旧できるかもしれません。

また、メーカーによってスマホ契約時に保証パックに入っている場合があるはずです。

保証パックの範囲内なら、修理費用が一部で済むケースがあります。メーカー修理の費用と、保証パックについて見てみましょう。

メーカー各社の修理代を比較!

自力での復活ができなかった場合には、メーカー修理を依頼する事になるでしょう。水没スマホの修理費用はいくらぐらいになるのでしょうか?スマホの機種が、iPhoneとAndroidでは修理費用は変わってくるでしょうか。また、修理に出す期間はどれくらい?気になる疑問を解決していきましょう。

まず携帯電話各社の保証内容について、比較してみたいと思います。

ドコモ

・ケータイデータ復旧サービス…(ケータイ補償サービス月額500円加入者:負担金1,000円、ケータイ補償サービス月額380円加入者:負担金2,000円、サービス未加入:負担金8,000円)水没してしまったスマホのデータ復旧をしてくれるサービスです。

・ケータイ補償サービス…月額380円・500円/水濡れ、紛失、盗難などのトラブルを補償してくれるサービス。補償サービスの依頼をすると、1~2日ほどでリフレッシュ品が送られてきます。
・dカード補償サービス…水濡れや故障でスマホが修理不能になった時、dカードで新しいスマホを購入すると、支払い金額を最大10,000円まで補償してくれるサービスです。

参考 水濡れしてしまったらNTTdocomo

au

・安心ケータイサポートプラス(メモリー復旧サービス無し)…月額380円・契約時同時申し込みのみ。サービス加入していると、負担金3000円で交換用携帯電話機を送ってもらえます。水没したスマホを修理依頼し、修復不能となった場合には自分のスマホを負担金10,000円でリニューアルしてもらうことができます。

参考 故障紛失サポートau

ソフトバンク

・あんしん保証パック(メモリー復旧サービス含む)…月額500円・契約時同時申し込みのみ。加入者であれば負担金5000円で水没スマホの修理を依頼できます。データ復旧は無料で行ってくれます。
データ復旧に関しては、auのみ行っていないようです。データ復旧サービスを行っている他2社ですが、注意したいのは、データ復旧できてもできなくても水没スマホが廃棄になる点です。メーカー以外にも民間会社でデータ復旧している所があります。よく考えてから依頼して下さいね。

参考 あんしん保証パックプラスsoftbank

保証パックに入るべき?

大手3社の保証パックに入っておいた方がお得なんでしょうか?

スマホの故障による修理依頼の原因で、多いものの中に「水没」が入っているそうです。

これまでの携帯電話よりもはるかに高機能になったスマホですから、本を持ち込む代わりにトイレのお共にスマホ、といった水回りでの事故は後を絶ちません。

特に男性は、シーパンの後ろポケットに入れたまま忘れて水没、というケースがあるようです。
今後、絶対にトイレやお風呂にスマホを持ち込みません

そう断言できる人は別として、うっかりポケットに入れっぱなしにして…という事故は起きうると思います。そんな時、保証パックに入っていれば想定外の高額出費を免れることができますよね。
また、スマホの盗難被害に遭う可能性もゼロではありません。

もしもの事を考えて、必要経費として月額数百円の保証パックに入っておくのは安心材料になるのではないでしょうか?

しかし、高額で修理するならいっそ新しいスマホに変えよう!と思うのであれば、水没スマホを買取してもらうという手もあります。
スマホの買取について下のリンクで詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

水没しても慌てない!LINEの引き継ぎ方法

スマホ水没させてしまった後、気を付けなければいけないこと。その一つが、LINEの引き継ぎでしょう。LINEといえばもはや生活に必要不可欠なアイテムですよね。

水没させてしまった事でアカウントが消えた!なんてことにならないように、LINEの引き継ぎ方法を覚えておきましょう。

LINEの新規登録時に入力した電話番号と、メールアドレスまたはFacebookアカウントを登録します。

こうしておくと、水没して新しいスマホに機種変更した場合でも以前と同じアカウントを引き継ぐことができます。

引き継ぎできるのは次のような内容です。

  • アカウント
  • プロフィール情報、ID
  • 友達
  • グループ
  • アルバムやタイムラインなどの内容
  • コインの残高など…

しかし、LINEトークの内容は引き継げません。重要な内容や残しておきたい内容もあるでしょうから、トークの履歴が消えて困る人はこまめにバックアップを取っておいた方がいいと思います。

NG行動を抑えてスマホ復活に希望を!

スマホを水没させちゃった!と嘆く声を、時々耳にします。

スマホ水没で一番多い場所は、トイレなんだそうです。トイレの個室では、誰にも邪魔されずリラックスできるからでしょうか。

トイレに入ってうっかり落として水没、という悲しい事故が多発しているそうです。

水没した瞬間、人は頭が真っ白になってしまうと思います。水を振り払おうとして激しくスマホを振る人は多いでしょう。

しかし、この行動が逆にスマホの命を縮めてしまうのです!スマホが水に浸かってしまったら、まずは慌てずタオルなどでしっかり包みましょう。

そして、この記事で解説した方法で完全乾燥させてください。決してNG行動は取らないように。

自力で救出できることを祈っています!

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