近年電気料金の値上げが続いていることもあり、そろそろ新電力に切り替えてみようかなと考え始めた方もいるのではないでしょうか。
また、新電力を少し探してみて「楽天でんき..?楽天ユーザーだから気になるなぁ。でも切り替えてもお得になるのか分からない..」といったように、楽天でんきが気になっている方もいるかと思います。
楽天でんきは、他の新電力と同じく基本料金0円プランをベースにしていて、大手電力会社と従量料金単価が違っています。
今回は楽天でんきの口コミや評判、サービス概要などから比較した分かった、切り替えメリットとデメリット、どんな方におすすめか分かりやすくご紹介します。
楽天でんきと大手電力会社の違い
まずは楽天でんきと大手電力会社の違いを見ていきましょう。楽天でんきは、大手電力会社と違いシンプルかつキャンペーンやポイントなど、独自サービスも充実しています。
楽天でんきは電力の小売り事業に特化している
楽天でんきと大手電力会社の大きな違いは、電力事業の許可範囲や参入サービスといった点です。
法律で許可されている範囲は以下の通り大手電力会社と、楽天でんきを含む新電力で変わっています。
大手電力会社:発電、送配電、小売り全ての事業の展開可能
楽天でんき:発電、小売り事業のみ
送配電事業は、電力自由化後も大手電力会社10社のみが展開できる事業となっているため、新電力は参入できません。そのため楽天でんきを含む新電力は、発電と小売り事業の2種類のみとなっているのが特徴です。
そして楽天でんきは、発電事業について非公開としているため、2019年時点で自社の発電施設を所有・運用しているか不明です。
つまり明確に比較できる部分は、電力の小売り事業のみといったところでしょう。
大手電力会社と違い電気料金プランは1種類
楽天でんきは大手電力会社と違い、一般家庭向けの電気料金プランを1種類に絞っています。
ちなみに東京電力の場合は、従量電灯制B・Cに加えてスマートライフプランなど5プラン以上用意しています。さらに事業者向けプランも数えると、10プラン以上となるのが特徴です。
電気料金プラン数ではメリット・デメリットを比較することは難しく、今どのような生活スタイルでどの程度電気を使用しているかによって、各家庭に合った電力会社は変わるでしょう。
提携しているポイントサービスが違う
大手電力会社もポイントサービスを展開し始めていて、東京電力は以下のポイントと連携しています。
東京電力
PONTA
WAON
T-POINT
NANACO
auWALLET
dポイント
楽天でんきは、運営企業の楽天で運用している楽天スーパーポイントを活用できるといった違いがあります。また、楽天スーパーポイントを活用したキャンペーンが、多数展開されているのも特徴的です。
楽天でんきのメリット
楽天でんきは、毎月の消費電力が多い世帯向けのプランを提供しています。また、シンプルなプランのため、電気料金の計算に苦手意識がある方も簡単にシミュレーション可能です。
他にもメリットがいくつかあるので、各メリットを分かりやすくご紹介します。
楽天でんきのメリット
消費電力の多い家庭は電気料金削減効果を得られる
全国に対応している
シンプルな電気料金プランで新電力初心者も分かりやすい
楽天ユーザーはポイントを活用できる
契約特典として2000ポイントを付与される
キャンペーンが豊富
解約金や違約金なし
法人向けプランも提供している
消費電力の多い家庭は電気料金削減効果を得られる
楽天でんきは、消費電力(電力使用量)が多い世帯であるほど電気料金を削減できるプランです。
たとえば関東エリアの楽天でんきと東京電力(従量電灯B)は、以下の電気料金です。
楽天でんき:基本料金0円、従量料金26.50円/kWh
東京電力:基本料金268円~1,716円、従量料金19.80円、26.48円、30,57円
従量料金単価に注目です。
東京電力を含む大手電力会社は、電力使用量に応じて最大3段階目まで単価が上がります。一方楽天でんきは1段階制で、大手電力会社3段階目に到達するほど電気を使う場合であれば、電気料金策効果を得られる単価設定です。
例、大手電力会社30A契約と仮定、1ヶ月の電力使用量500kWh
東京電力:16,143円
楽天でんき:13,250円
約2,893円の削減効果
(燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は省略)
実際は、どちらも燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を電気料金に上乗せしますが、単価は大手電力会社と共通しています。
30A以上の契約で、2段階目の従量料金となるもしくは毎月300kWhを超える電力使用量となっている方は切り替えメリットを得られるでしょう。
全国に対応している
楽天でんきは、大手電力会社10社の営業エリアに対応しているので、全国にサービス提供しています。
離島や一部地域は2019年時点でも非対応です。しかし、新電力の中には関東や関西など一部エリアのみにしか対応していないこともあるため、メリットの割合が多いといえるでしょう。
対応エリア
北海道電力エリア
東北電力エリア
東京電力エリア
関西電力エリア
北陸電力エリア
中部電力エリア
中国電力エリア
四国電力エリア
九州電力エリア
沖縄電力エリア
主な非対応エリア
岐阜県の一部地域
三重県の一部地域
福井県の一部地域
兵庫県の一部
香川県の一部
愛媛県の一部
沖縄県の一部離島
細かな対応・非対応エリアは公式サイトに記載されていないので、該当エリアになりそうな場合は電話やメールなどで問い合わせてみましょう。
シンプルな電気料金プランで新電力初心者も分かりやすい
楽天でんきは、これまで電気料金の仕組みについてあまり触れてこなかった方や、新電力へ乗り換えたいと考えているものの電気料金プランの複雑さに悩んでいる方にもおすすめです。
なぜなら基本料金0円・従量料金単価3段階・プラン1種類と、非常にシンプルな電気料金プランだからです。
大手電力会社の電気料金プランは複数用意していて、基本料金あり・従量料金単価3段階で構成されています。そのため、人によってはシミュレーションや分析が難しいと感じるかと思います。
楽天でんきは、1種類のプランで単価が変化することもありません。毎月の電気使用量が多く、とにかくシンプルなプランにしたい方にもおすすめですよ。
楽天ユーザーはポイントを活用できる
楽天でんきでは、楽天スーパーポイントと連携したサービスを提供しています。楽天でんきへ契約から3ヶ月以上経過後、毎月の電気料金200円につき1ポイント付与されるサービスです。
そして楽天スーパーポイントは、電気料金の支払いに活用できるため割引効果も得られるのが大きなメリットです。
電気料金の他には、楽天市場や楽天トラベルなどでポイントを活用できます。また、楽天市場などで貯めたポイントも、電気料金の支払いに利用できるため柔軟性のあるサービスといえるでしょう。
楽天スーパーポイントを貯めている方や、楽天市場をよく利用している方は電気料金削減効果をさらに伸ばすことができますよ。
契約特典として2000ポイントを付与される
楽天でんきでは、新規契約者を対象に2000ポイント付与サービスを行っています。つまり、契約1ヶ月目から、楽天スーパーポイント2000ポイントが貯まります。
1ポイント1円に相当するので、2000円分の電気料金削減効果を見込めるのも楽天でんきならではの魅力です。
2000ポイント付与サービスの期間がいつ終了するか未定ですので、楽天でんきの切り替えを決めた方は、早めに手続きするのもいかがでしょうか。
キャンペーンが豊富
楽天でんきには、楽天スーパーポイント2000ポイント付与サービスの他にも、ポイントを活用したキャンペーンを8つ実施しています。(2019年12月時点)
・キャンペーン概要
キャンペーン名 概要 補足事項
楽天でんきママ割 新規契約者に2500ポイント付与 お子さんがいるご家庭を対象、ママ割会員の登録が必要
楽天でんきペット割 新規契約者に2500ポイント付与 ペットのいる世帯を対象、ペット割会員の登録が必要
楽天のでんきアンケート 5つのアンケートに回答すると5ポイント付与 2020年1月8日までキャンペーン実施
電気料金シミュレーション シミュレーションツール使用後に申し込み手続きを行うと5ポイント付与
2,000円割引エコ旅クーポン 楽天でんき経由で国内旅行を予約すると、2,000円のクーポンを抽選で貰える 2020年1月7日までのキャンペーン、先着200名限定、日帰りやデイユースは除く
1,500円割引クーポンでお得にゴルフ 楽天でんきが紹介しているゴルフ場を利用すると1,500円のクーポンを貰える 2020年1月31日までのプレー期間に限る、2020年1月7日予約まで、
Ecoシェアリングキャンペーン 楽天市場利用時に100円クーポンを抽選で利用できる 2020年1月7日まで、楽天Business加入が条件、先着500名限定、対象ショップでの購入に限定
ラッキーくじ 最大1000ポイントが当たるデジタルくじ 毎日開催
多数のキャンペーンを用意しているのも楽天でんきの魅力であり、メリットといえるでしょう。期限付きのキャンペーンもあるため、利用前に詳細を確認しておくことをおすすめします。
解約金や違約金なし
楽天でんきの場合は、契約期間に関係なくいつ解約しても解約金や違約金は発生しません。そのため万が一電気料金を削減できなかったとしても、大手電力会社や別の新電力へ切り替えやすい契約体系です。
新電力の中には、解約金や違約金を設けているケースもあり、楽天でんきは切り替えハードルを低くしているといえるでしょう。
法人向けプランも提供している
電気料金プランは、個人向けプラン「プランS」の他に事業者向けの「プランM」や「動力プラン」、法人専用の楽天でんきBusinessなどを提供しています。
プランMは、大手電力会社の6kVA以上に相当するプランの必要がある事業者に合わせたサービスです。また、基本料金0円・従量料金1段階とシンプルで、プランSと同様に電力使用量が多いと電気料金削減効果を得られる単価設定です。
動力プランは大手電力会社の低圧電力プランに相当していて、業務用冷蔵庫や大型モーターなどを使用している事業者に合わせて設定されています。
動力プランの基本料金はAではなくkW単位です。また、従量料金は1段階の固定単価です。
どのプランも基本的に電力使用量の多いケースで、電気料金を抑えられる単価設定という特徴およびメリットがあります。
自宅兼事務所・店舗や飲食店を営んでいる方も、楽天でんきの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
高圧・特別高圧契約の方向けの楽天Business
楽天でんきで電気料金を削減しようと考えている事業者の中には、現在高圧・特別高圧契約のケースもあるのではないでしょうか。
このような場合は、法人専用の楽天でんきBusinessをおすすめします。
楽天でんきBusinessは、数万kWh以上の電力使用量でなおかつ電気をより多く使用していると電気料金削減効果を得られるプランです。
公式サイトでは、年間9%や8%の削減効果の実績を公開しています。電力使用量が増加傾向の場合は、楽天でんきBusinessへ相談してみるのもおすすめです。
楽天でんきのデメリット
楽天でんきは、新電力の中でも特化型といえる電気料金プランです。そのため人によっては、切り替えたことで割高になってしまう可能性もあります。
新電力への切り替えを検討している方の中でも、1人暮らしや夜間・早朝に電気をよく使用する場合は気を付けましょう。
楽天でんきのデメリット
電力使用量の少ない世帯は電気料金を削減できない可能性
20A以下のプランがない
楽天ユーザー以外はポイントのメリットを得られない
時間帯別プランやオール電化プランなどがない
電力使用量の少ない世帯は電気料金を削減できない可能性
楽天でんきは「電気を使うほどお得になる」という方針で、大手電力会社の従量料金単価3段階目・2段階目に相当する単価設定としています。
そのため毎月の電力使用量が、300kWh以上もしくは180kWh以上でなければ電気料金削減効果を得るのは難しい単価設定です。
たとえば東京電力の電気料金(20A)を比較してみます。
楽天でんき 東京電力
100kWh 2,650円 2,560円
150kWh 3,975円 4,544円
30A以上の契約であれば、従量料金1段階目でも電気料金を抑えられる可能性はあります。しかし、現在20A以下の契約で従量料金1段階目の場合は、楽天でんきへ切り替えることで割高になってしまいます。
現在の契約状況と電力使用量を慎重に確認した上で、切り替えを検討することが大切です。
20A以下を対象にしていない
楽天でんきは30A~60Aで契約している方を対象にしています。また、地域の大手電力会社から切り替える流れとなっていて、20A以下の契約では切り替えられません。
30A以上の契約にする必要がない場合は、楽天でんきへ切り替えるメリットは少ないと考えましょう。あくまで電気をよく使う世帯に合わせたプランですので、20A以下で問題無い方は引き続き大手電力会社の契約をおすすめします。
楽天ユーザー以外はポイントのメリットが少ない
楽天スーパーポイントを利用する機会がない・会員登録する予定がない場合は、ポイント割引や貯められるサービスに関して、メリットが少なくなってしまいます。
楽天でんきでは、電気料金200円につき1ポイントを貯められるサービスを行っていて、楽天市場で使用したり電気料金の支払いに利用できたりします。ただ、楽天市場など関連サービスを利用していない場合は、利用範囲が限定します。
ポイントサービスを除いても電気料金削減効果を見込める場合は、切り替えを検討してみましょう。
時間帯別プランやオール電化プランなどがない
大手電力会社とは違って、時間帯別プランや冬季限定プラン・オール電化プランなどは取り扱っていません。
特にオール電化住宅で住んでいる方は、オール電化プランから楽天でんきのプランSへ切り替えると割高になるリスクもあります。
従量電灯B・C以外の電気料金プランで、比較的安定しているのであれば引き続き大手電力会社を利用するのも良い選択でしょう。
楽天でんきは、従量電灯B・Cで30A以上、電力使用量が増加傾向の方にメリットとなる点を理解した上で比較検討することが大切ですよ。
楽天でんきの概要
楽天でんきのメリット・デメリットを把握した上で切り替えメリットを感じた方は、さらに電気料金プランの詳細や切り替え方法も確認しておきましょう。
楽天でんきの電気料金プランはシンプルですので、初めて切り替える方もスムーズに手続きを進めることができます。
楽天でんきの電気料金プラン
一般家庭向けの電気料金プランは、「プランS」です。また、その他に一般家庭向けのプランを作成していないので、実質1種類とシンプルで分かりやすいのも魅力です。
以下に電気料金プランを分かりやすくまとめました。切り替え前に確認してみてください。
プランS
地域 基本料金 従量料金 補足事項
北海道電力エリア 0円 30円/kWh 従量電灯B相当
東北電力エリア 0円 26.50円/kWh 従量電灯B相当
東京電力エリア 0円 26.50円/kWh 従量電灯B相当
関西電力エリア 0円 22.50円/kWh 従量電灯A相当
北陸電力エリア 0円 22円/kWh 従量電灯B相当
中部電力エリア 0円 26.50円/kWh 従量電灯B相当
中国電力エリア 0円 24.50円/kWh 従量電灯A相当
四国電力エリア 0円 24.50円/kWh 従量電灯A相当
九州電力エリア 0円 23.50円/kWh 従量電灯B相当
沖縄電力エリア 0円 27円/kWh 従量電灯相当
従量料金は、各電力会社の従量電灯制を基準に設定されているため、2・3段階目に近い固定単価です。
楽天スーパーポイントで電気料金を支払う場合は、上記の計算からポイント分を差し引いて料金請求されます。また、ポイントを効率よく活用するためには、日々の消費電力を確認する必要があります。
楽天でんきへ切り替えると、公式サイト「マイページ」から詳細な情報を確認すること可能になります。
マイページで表示される情報は、電気料金請求書の他、グラフ化された消費電力や楽天スーパーポイントの保有数などです。
UIの改善も図られているため、スマートに電気料金の削減量を計算できるのも大きな魅力です。
燃料調整費額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は大手電力会社と同じ単価設定
電気料金には大手電力会社と同様に、燃料調整費額・再生可能エネルギー発電促進賦課金も含まれます。さらに2点の計算で用いる単価も、大手電力会社と同じ設定です。
燃料費調整額=燃料費等調整単価(燃料費調整単価(各供給エリアによって変わる)+離島ユニバーサル調整単価)×電力使用量kWh(1ヶ月分)
再生可能エネルギー発電促進賦課金=再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×電力使用量kWh(1ヶ月分)
楽天でんきへ切り替える方法
楽天でんきへ切り替えるためには、供給エリアの大手電力会社へ契約していなければいけません。
1. 大手電力会社へ契約している(大手電力会社の供給エリアに対応した状態で切り替わる)
2. 契約A数は30A以上にしておく
3. 検針票や明細書を用意
4. 申し込みページから必要事項を入力し手続き完了
5. 供給開始予定日に関する通知
6. 2週間~1ヶ月半の間で切り替えが行われる
※不備があれば供給開始予定日通知の前に確認メールが送られる
楽天でんきに切り替える際は、A数を確認しておくことが大切です。20A以下の契約状態(切り替え前)では、楽天でんきへ切り替えることができません。そのため切り替える前に、契約A数を30A以上へ変更しておきましょう。
楽天でんきに切り替える際の注意点
楽天でんきのメリット・デメリットを見ると分かりますが、切り替え自体に手間や問題はありません。「新電力ってシンプルで簡単なんじゃないの?注意点ってあるかな・・?」といって疑問点も湧くかと思います。
しかし、切り替え前に確認しておくべきポイントや、引越し前・中のケースでは一部注意点があります。
切り替え前に年間・毎月の電力使用量を確認しておく
楽天でんきへ切り替えようと考えた場合は、まず1ヶ月・年間の電力使用量や電気料金、で現在契約している電気料金プランを確認しておきます。
基本的に楽天でんきは、電力使用量の少ない世帯や時間帯別プランなどの契約しているしている場合、電気料金削減効果は限定的です。また、電気使用量が毎年減っている場合や、少ない月が多い場合も切り替えは一旦検討し直すことをおすすめします。
反対に電気使用量が増えていたり、30A以上の契約でなければブレーカーが落ちてしまったりする時は、楽天でんきへ切り替えるメリットもありますよ。
引越しを予定している場合は切り替え時期に気を付ける
引越しを予定している場合は、楽天でんきの申し込み手続きの際に引越し予定日も入力します。
そして引越し後最低1ヶ月は、引越し先の地域で電力供給している大手電力会社に契約しなければいけません。なぜなら、楽天でんきへ切り替えることが、できないためです。
まずは引越し予定日と供給エリアの確認、そして大手電力会社の契約変更についても準備しておきましょう。
楽天でんきと大手電力会社どちらがおすすめ?
ここまでの解説で楽天でんきと大手電力会社には、サービスの方針に大きな違いがあることやメリット・デメリットは把握できたかと思います。
しかし、最終的にどちらを選べばよいのか、悩んでいる方もいるでしょう。最後に楽天でんきと大手電力会社、どちらがおすすめなのか分かりやすく紹介します。
楽天でんきがおすすめの方
楽天でんきがおすすめの方は以下の通りです。
現在の契約A数が30A以上
毎月の電力使用量が300kWh以上もしくは150kWh以上
年間を通して電力使用量が徐々に増加している
楽天ユーザーでポイントを活用している
楽天でんきは毎月の電力使用量の多い世帯にとって、切り替えメリットの多い新電力です。契約A数については30A以上と定められていて、30A~60Aの方は問題無く切り替えることができます。
電気料金削減効果は、年間で100円台~20,000円台と状況によって大きく変わります。また、契約A数50A・60Aの場合は、特に電気料金を抑えられる仕組みです。
楽天ユーザーの方は、ポイントをさらに貯められますし電気料金の割引だけでなく、楽天市場などで活用できるのも魅力的です。
大手電力会社がおすすめの方
大手電力会社がおすすめの方は、主に以下の状況です。
現在の契約A数が20A以下
従量料金2段階目もしくは1段階目で済んでいる
電力使用量の少ない状態が横ばい傾向
電力使用量が徐々に減少している
オール電化住宅に住んでいる
時間帯別プランを利用している
楽天でんきはシンプルで分かりやすい反面、時間帯別プランやオール電化プランなどを取り扱っていないため、特定の世帯にとってメリットは限定的・割高になります。また、現在20A以下の契約の場合は、切り替えることができません。
電気使用量の少ない世帯は、割高になる可能性が高いため大手電力会社もしくは、別の新電力を選びましょう。
楽天でんきはシンプルな電気料金プランで30A以上の方はメリットも得られる
かつては大手電力会社のみと契約しなければいけない制度でしたが、電力自由化によって大手EC関連企業の楽天が運営している「楽天でんき」を利用できるになりました。
楽天でんきは、契約A数30A以上で電力使用量の多い世帯や、30A以上で従量料金2段階目を超えるケースであれば電気料金を抑えることができます。
一方20A以下の契約で十分な状況や、オール電化住宅に住んでいる場合は大手電力会社の契約を続けるのがおすすめです。
これまでの電気料金や使用量を確認しながら、楽天でんきへ切り替えるメリットがあるのか検討してみましょう