「バイト行きたくない」という状況は誰にでも起こります。自分のモチベーションが低いことが原因でこの感情が頻繁に芽生えるのです。
しかし、バイトは仕事の1つです。自分がバイトをすると決めた以上責任を持って自分の仕事をこなす必要があるのです。
ただ、この気持ちのままバイトをすることで「ミスが増える」「自分の負担になる」などのマイナスな状況になることも考えられます。
そうならないように、なぜ自分バイト行きたくないと思うのかをしっかりと考えましょう。
バイト行きたくない病としてどんな症状があると危険なのか、多くの人がどんな瞬間にバイト行きたくないと思うのか、そんな時にはどんな対処をするべきなのかを紹介します。
バイト行きたくない病としてこんな症状が出たら要注意!?
「バイト行きたくない病」という病気はもちろん本当にあるわけではありませんが、うつ病の一種になるので軽率に考えてしまうのは危険です。
多くの人は「バイト行きたくない」とは思っても、この気持ちがうつ病から来るものだと気が付くことが出来ません。
いくらアルバイトとはいえ、社会に出て働くことは様々なストレスがのしかかってくるものです。
最近次のようなことが頻繁に起きていると感じていたら、ストレスが溜まってしまっているかもしれません。
「バイトに行くなら死んだ方がマシ」だと考える
毎日しっかりと寝ているのに、なぜか毎朝起きるのが辛いという人も少なくないです。また、バイト行きたくない病の1つとして「バイト中にひたすら焦燥感を感じる」ことが挙げられます。
「最近調子が悪い」「いきなり泣きたくなる」などの状況に場合には、過剰にストレスを感じている場合もあります。
この時には、いち早くバイト行きたくない気持ちがストレスになっていることに気が付く必要もあるのです。
バイト行きたくない気持ちが大きくなる、バイトに行っても早く帰りたいと思うなどの気持ちによって「バイトに行くなら死んだ方がマシ」と考えます。
バイトはある程度責任を持って行う必要もありますが、本気で「死にたい」という気持ちになった時には「バイト行きたくない病」として「うつ病」の可能性もあるので注意をしてください。
この気持ちが芽生える前に適切な対応を取る必要があるのです。
週の初めにバイトに行けなくなった
「バイト行きたくない」と思うのが特に週初めの月曜日や火曜日である時には注意が必要です。子供の頃や学生の頃も週明けは学校に行きたくないと思ったことは誰にでもありますよえね。
よく聞く5月病では、新入社員なんかが仕事の環境になかなか慣れれずうつ状態になってしまうことを指しますが、もう一つはGWという連休を挟むことで、張り詰めていた緊張がいっきにキレてしまうことも一つの要因です。
土日の連休でスイッチを完全に切ってしまい、再度ONにすることが難しいため、週初めにうつ病の症状が強く現れやすいと言われています。
誰しもが「バイト行きたくない」と憂鬱な気持ちになります。しかしうつ病などの心の病気でない場合には、憂鬱な気持ちを持ちながらでもバイトに行けるのです。
しかし、どんなことしても気持ちが切り替えられないでバイトに行くことが出来ない状況であれば心の病気の可能性がある事を忘れないでください。
仕事のペースが落ちてミスが増える
仕事がうまく行かないと、うつ病の症状が出ることがありますが、うつ病の症状はいきなり現れるものではありません。
初めは「バイト行きたくない」と多くの人が若干憂鬱な気持ちになっているだけです。
この気持ちがどんどん大きくなってしまうこと、仕事に限らず「何もやる気が起きない」状態に陥ることもあります。
このような状態になると、たとえバイトをしていたとしても些細なことで頻繁にミスをしてしまいます。ミスをすると、バイトの先輩や社員の人などに怒られます。
また、ミスをしたことが原因で「自分はダメな人間だ」と考えてしまい、その結果どんどん自分の殻に閉じこもってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
次第にバイト行きたくない気持ちだけではなく、日常生活の中で「何もしたくない」という典型的なうつ病の症状が明らかに現れてしまうのです。
この症状が見られた時には、一人で抱え込まずに専門の心療内科で診察を行ってください。

バイト行きたくない原因って何!?原因を知ることも大切!
あなたはどんなことがきかっけでバイトに行きたくないと思いますか?
そのきっかけや原因について紹介していきます。
バイト行きたくない原因「人間関係が上手くいかない」
バイト行きたくないと思う原因として一番多いのは「人間関係が上手くいかない」ことではないでしょうか。
それはそのはず、誰でもバイトをするうえで、必ずしもその雰囲気に馴染んで皆で仲良く仕事ができる訳ではないです。
職場に苦手な人がいる
例えば一人でもバイト先に「苦手」な人がいるだけで、バイトへ行きたくないと感じます。
そのことがきっかけでシフトを見て「今日はあの人も一緒だったっけ?」と考えるようになってきてしまいますよね。そして、その人に会いたくないという気持ちが「バイト行きたくない」状況にしているのです。
とにかく馴染めない
また、職場は年が離れている人も多くおり、年が近い同士で仲がよかったり、長く努めている人たちのグループに入れなかったりと、なかなかバイト先の人と馴染めずに常に一人で浮いていることも考えられます。
そこで「周りの人たちは仲良くしているのに何で自分は…」と考えるのです。
このように人間関係が原因で、バイトに行きたくないと考える人や仕事はとくに辛くないはずなのにバイトを辞める人もいます。
ですが、人間関係の悩みはバイトだけではなく正社員として仕事をしていても避けられない問題でもあります。
バイト行きたくない原因「眠い」
バイト行きたくないと思う原因として「眠い」ことが挙げられます。
人間は、十分な睡眠が取れず、眠い状態になるとすべてのやるべきことに対してやる気が出ないため、「今日は眠いからバイトに行きたくない」と考えるようになります。
しかし、実際にはバイト行きたくない気持ちではなく「眠いからバイトを休んで寝たい」という気持ちが大きい状態です。
朝起きられない人の原因の多くは「夜更かしをしている」「質の良い睡眠が取れていない」ことにあります。次の日にバイトがある時にはなるべく早く寝ることを心がけましょう。
また、眠いことでバイト行きたくない気持ちが芽生える人は「たくさん寝る」ことで問題が解決できることがあります。
バイトに行く前に仮眠を取るだけでもバイト行きたくない気持ちが軽減できるかもしれません。
バイト行きたくない原因「頑張っても成果がでない」
バイト行きたくない原因として「頑張っても成果が出ない」、「同期が自分よりも仕事ができる人」ことが挙げられます。
頑張っても成果が出ない
自分では一生懸命に頑張っているつもりでも、バイト中にミスをしたり自だけ良い評価が得られないこともあります。
その結果「自分がこんなに頑張っているのに」「なんで自分だけ評価されないの?」という不満を抱えます。つまりバイトに対するモチベーションが下がるのです。
この気持ちが大きくなることで「バイトに行っても意味がない」「どうせ自分がダメな人間」などとマイナスな感情が芽生えてきます。
そしてこういった感情は、比較的なんでも自分の中に溜めこむ人や完璧主義者の人に多い傾向があります。
同期が自分よりも仕事ができる人
また、同じ時期にバイトに入った人が自分よりも仕事ができる人である事も考えられます。
そうなると、周りの人にその人と自分を比較されて余計にバイト行きたくない気持ちが大きくなるのです。
また、周りの人から「仕事ができない人」などのマイナスな印象を持たれることを恐れてしまい、誰にも相談できずこの気持ちを一人で抱え続けることになります。
ひどくなると徐々に自分に自信が持てなくなり本格的な「うつ病」を発症してしまうので注意が必要です。
バイト行きたくない原因「やりがいを感じない」
バイト行きたくない原因として「やりがいを感じない」ことが挙げられます。
これは毎日のように同じ仕事を行うことで「つまらない」「飽きた」「刺激が少ない」「毎日同じ内容の仕事をする」「自分を向上させる気持ちがない」「思っていた仕事内容と違った」などのマイナスな感情が芽生えるためです。
その結果、なんとなくやる気が出なくなり「バイト行きたくない」を思うようになることで、この気持ちが芽生える原因はさまざまです。
これは目標ややりがいを失うことで仕事に対しての意欲が薄くなり「ただ作業をしている」状態になります。
そのため、どんどんモチベーションが下がってバイト行きたくない気持ちが大きくなります。
バイト行きたくない原因「ミスをした」
毎日のようにバイトをしていれば「ミス」をすることもあります。人間はロボットではありません。
そのため、誰でもミスをすることはあるのです。ただ、この時に「ミスを次に生かそうとする人」「ミスをいつまでも引きずる人」に2種類に分かれます。
後者の「ミスをいつまでも引きずる人」は、バイト行きたくない気持ちが芽生えやすいと言えます。
これは「バイトでまたミスをしたらどうしよう」という気持ちと、「バイトに行ったらあのミスで周りの人から白い目で見られるかも」など、心配や思い込みをしてしまうことでバイトに行くことに対して憂鬱な気持ちが芽生え、バイトに行きたくないと感じる人は少なくないです。
バイト行きたくない時の9つの対策
「バイトに行きたくない」思うようになったらどう対処したらいいのでしょうか。思い切ってバイトを休むのも一つの方法ですが、頻繁に休むわけにもいきませんよね。
そこでバイトに行きたくないと思った時の自分でできる対処方法について紹介していきますので、バイト行きたくない病に悩んでいる方はもちろん、バイトを辞めようかどうか迷っているという人もぜひ次の方法を試して見てください。
バイト行きたくない時の対処方法9つ
- 「バイト行きたくない!」と大声で叫ぶ
- バイトに行く時間まで寝る
- お風呂に入るト
- 欲しいものを買ってしまう
- 損得を考える
- とにかく準備をして自宅から出る
- 原因を整理する
- みんな一緒だと考える
- 思い切って休んでしまう
それぞれについて詳しく説明していきます。
「バイト行きたくない!」と大声で叫ぶ
バイトに行きたくないと思った時は、それをそのまま声に出して叫んでみましょう。
ですが、周辺の迷惑になっては行けないので、布団を頭からかぶったり、バケツに顔を突っ込んだりして、できるだけ大声で叫びます。
バイトに対して不満があるならそのことを叫ぶのもいいですね。
大声を出すことはストレス発散になるので、叫んだ後はスッキリしてバイトに行けるかもしれませんよ。
ちなみに大声を出したりするのが難しいときは、紙に書いてその後でビリビリに破り捨てるのがおすすめです。
これで少しでも気持ちのモヤモヤが軽くなりますよ。
バイトに行く時間まで寝る
既にご紹介しましたが、眠いこともバイトに行きたくない原因のひとつなので、バイトに行くまでに時間があるなら寝てしまうのも対策のひとつです。
もし眠いことが原因でなくても、寝ることは気持ちをリセットする効果があります。
寝て起きたらスッキリとバイトに行けた、というのもよくある話なので1度試してみてはいかがでしょうか?
お風呂に入る
お風呂に入るとリラックスできますし、体が温まるので血行が良くなり夜ぐっすりと寝られるようになります。
ただシャワーでは効果が低いので、湯船にゆっくり浸かるようにしましょう。お気に入りの入浴剤などを使用すると更に効果アップが狙えます。
バイトに行きたくないという憂鬱な気持ちからプラスの気持ちへ転換できるかもしれません。ただし、寒い時期は、湯冷めに注意して下さいね。
欲しいものを買ってしまう
今欲しいものはなにもない、という人はおそらくいないと思います。この欲しいと思っているものを買ってしまうというのも対策の一つです。
お金で買えるものに限られますが、欲しいものを買うことはストレス解消になりますし、当然ですがお金が必要になるので「休んでいる場合じゃない、働かなくちゃ」と思うでしょう。
今はネットですぐに欲しいものが買えるので、バイトまであまり時間がなくても試せる方法だと思います。
ただし、買物だけにハマってしまい買い物依存症にならないように注意してくださいね。
損得を考える
バイトに行きたくない、そう思った時は損得を考えてみましょう。
バイトを休んだ場合に得することといえば、バイトに行くことで嫌な思いをせずに済む、ゆっくりできる、好きなことに時間を使えるなどでしょうか。
逆に損をすることには、お金が入らない、後日叱責される、バイト仲間に悪印象を与える、などがあげられます。
このように損得を考えると、得することは一時的に得られる喜びであり、損することはその後何日も引きずる可能性があることがわかると思います。
特にズル休みの場合、それが発覚するとその後正当な理由であっても休みにくくなります。
一時得られる快楽のために、その後長期間損をする可能性があるということを知れば、我慢してバイトに行こうという気になるのではないでしょうか。
とにかく準備をして自宅から出る
自宅で「バイトに行きたくない」と考えていると、なかなかその考えから抜け出すことはできません。ですからとにかく準備をして自宅から出ましょう。
自宅から出れば足が勝手にバイト先に向くものですし、歩いているうちに働いている人達を目にすることになるでしょうから、自分が休むことに罪悪感を覚えてバイト先に向かう、ということもあると思います。
また歩くことで身体を動かしたり、外の空気を吸うことも気分転換になるので、バイトに行きたくないという負の感情を散らす効果が期待できます。
バイトへ行く前にカフェなどでリラックスして過ごすのもいいかもしれません。
原因を整理する
バイト行きたくない時には「原因を考える」ことも大切です。
原因を整理したうえで「なんとなくバイトに行きたくない」と感じている場合には、自分の「甘え」だと判断できます。
「バイトだから好きな時に休んでいい」という訳ではなく、責任感を持ってしっかりとバイトに行く必要がある事を忘れないでください。
原因を整理した時に、気持ち的な問題が現れることもあります。そしてこの時には、その原因をそのままにするのではなくしっかりと向き合って問題を解決する必要があります。
例えば、ミスをしたことが原因である場合には「ミスをしないためには」という事を考えます。
また、人間関係が上手くいかない時には「なぜ周りの人との関係が上手くいかないのか」を考える必要もあるのです。
原因を把握した上で、問題を解決する方法を知らないといつまでもバイト行きたくない気持ちは収まりません。これをした上で「今後自分がどうするべきなのか」を考えてください。
精神的な肉体的に追い詰められている時には「バイトを辞める」選択をする必要もあります。
みんな一緒だと考える
バイトに行きたくない、そう思う時は「どうして私だけこんな目に」など、自分だけが辛い思いをしていると思い込んでしまっている場合があります。
でも程度の差はあれ、人間関係に悩むことはどこの職場でもありますし、なにひとつ不満のない職場など存在しないと思います。
いつも笑顔で仕事をしている人が心から笑っているとは限りませんし、口では「仕事が楽しい」と言っていてもそれが本音とは限りません。
バイトに行きたくない、と思うのも珍しいことではなく、多くの人が毎日のように思っているはずです。
つまり自分だけが辛い訳ではなく、みんな同じなんだと考えると、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか?
思い切って休んでしまう
これは最終手段ですが、どうしても「バイトに行きたくない」という気持ちが消えない時は、休んでしまうのも対策のひとつです。
特に1度も休んだことがない人は、休んでみることで学べることもあります。
例えばズル休みの場合、まず連絡するのに緊張しますよね。無事に休めた場合も、嘘が発覚したらどうしようとソワソワすると思います。
この時点でもう心は休まりませんから、バイトを休んだことで得た時間を楽しむことはできないでしょう。
そして嘘をついて休み外出した場合、たまたま休みのバイト仲間に遭遇してしまうということもありえます。
そのうえ休み明けは、バイト先が忙しいところでは仲間や上司の風当たりがきつくなり、更に「バイトに行きたくない」状況に陥るか、1度休んだことでこのような目に合うと2度と休みたくないと思えるかのどちらかでしょう。
ただし、本当に心身の状態が悪い時は別です。なによりも大切なのは自分の身体ですから、そこは間違えないようにして下さいね。
バイト行きたくない気持ちから吐き気や頭痛が起こる!?
このようにバイト行きたくないと思う原因は人によってさまざまです。しかしバイト行きたくないと考えた時に吐き気や頭痛などの症状が現れる可能性もあります。
バイト行きたくないという精神的な問題から吐き気などの肉体的な症状が現れているのです。この時には無理をしてバイトに行く必要はありません。この状態で無理をすると症状が悪化する可能性もあります。
バイト行きたくない時には、まず原因をしっかりと把握してください。原因を知った上で適切な対処をおこなう必要があります。
確かにバイトを行う以上責任を持つことも大切です。しかし、これが原因で自分が最悪な状況になっては意味がないのです。
気持ちを少しでも楽にする努力をしてください。また、一人では解決できない時には周りの人に相談することも大切です