最近ではテレビでも国際結婚をした人を紹介されることが多く、特に珍しいことではなくなってきているのではないでしょうか。
しかし、国によりさまざまな法律があるため、国際結婚をする手続きなどには、かなりの労力を要することが多いのが現実。
また、国際結婚に憧れて安易に勢いで結婚をしてしまったものの、知識が不足していたために結婚後にトラブルなどが発生し、離婚に至るなどのケースも多いとも聞きます。
国際結婚は増えているものの、実際に周りで結婚に至った人なども少ないため、国際結婚についての知識を得たくてもなかなか機会がないのが現実ではないでしょうか。
そんな国際結婚に興味がある人のために、今回は事前に理解しておくべき基礎知識から、国際結婚を長続きさせるために大切なポイントまで、詳しくご紹介します。
国際結婚の基礎知識
まずは、国際結婚の基本的な知識を知っておきましょう。
国際結婚とは
国際結婚とは、国籍が異なる者同士の結婚(婚姻)をあらわす言葉であると言われています。
国際結婚をしても、「外国人」はそのまま外国籍を有し続ける場合もあれば、のちに帰化する場合もあるようです。
永住・・・国籍はそのままで、日本に永久に住むことが出来るビザを所有すること。
このような婚姻による特別帰化(簡易帰化)の条件が満たされた場合には、居住要件の緩和や20歳未満での帰化が可能になると言われています。
国際結婚の日って何?
日本では3月14日は国際結婚の日であると言われています。
1873年(明治6年)の3月14日に、日本で初めて外国人との結婚が公式に認可されたことを記念し、定めたものであると言われています。
国際結婚における手続き
また、今まで日本において日本人と外国人が結婚した場合には、
- 住民票に外国籍の配偶者や子供(日本国籍との重国籍の場合を除いて)が記載されない
- 日本人と外国人が同一世帯であるということを証明する書類が存在しない
という問題点がありました。
しかし、平成24年7月9日に「住民基本台帳法の一部を改正する法律」が施行され、住民票にも外国人が記載されるようになり、このような問題は解決することができました。
それでも、日本人同士の結婚に比べると、国際結婚には多大な労力を要すると言われています。
国際結婚をする場合には色々な細かい手続きが必要となり、それらの手続きが完了するまでに数ヶ月以上を要することもほとんどです。
国際結婚の手続き例
- 相手国の役所や相手国の在日大使館・総領事館との手続き
- 日本と相手国の発行・証明する各種の書類(婚姻要件具備証明書など)の準備
- 地方入国管理局への在留資格の変更手続きなど・・・
国際結婚と法律
日本における国際私法に基づくと、婚姻の成立は、各当事者のその本国法(法の適用に関する通則法24条1項)によって異なると言われています。
また、婚姻の方法も、婚姻を行う地(婚姻挙行地)もしくは当事者のどちらか一方の本国法に基づきます。
ただし、配偶者の一方が日本人で、日本で婚姻を挙行する場合は日本法に基づいて行わなければなりません。(通則法24条2項、3項)。
婚姻の方式とは、婚姻を有効に成立させるための手続のことであり、日本では婚姻届の提出のことを指します。
国籍別による婚姻件数の推移
2010年の厚生労働省人口動態統計年報によると、結婚総数(婚姻件数)の約4.3%が国際結婚であるという結果が出ており、この数値は1980年の0.9%に比べ、大幅に増加していることがわかります。
しかし、この国際結婚数も2000年代半ばまで急増したものの、その後は減少し始めていると言われています。
その理由には、日本のビザ取得目的のための偽装結婚や、結婚詐欺などの摘発が多くなったことが影響していると言われています。
このような偽装結婚や結婚詐欺は、一般的に日本人女性と外国人男性(特に欧米系白人男性)の例が多く見られますが、実際には日本人男性と外国人女性の婚姻件数の方が、これよりも3倍以上多いと言われています。
このようなことから、国際結婚数で圧倒的に増えているのは、日本人男性と外国人女性との結婚であるようです。
また、男性の場合は女性と比べて東南アジアの出身者や中国出身者と結婚するケースが多く、フィリピン、タイ、中国の3カ国がそのほとんどですが、女性の場合には米国人男性と結婚する人が多くみられます。
しかし、実際には日本に住む外国人は中国人と韓国・朝鮮人で約60%を占めているために、男女ともに国際結婚をする相手は東アジア出身者であることが多いといえるでしょう。
国際結婚の離婚率
アジア、中東、アフリカ、南アメリカなどの、日本よりも経済力の劣る地域や国々の人が日本人と国際結婚をする場合、日本国内に滞在するための「ビザの取得」を目的とする結婚であることが多いのが事実です。
そのため、のちに結婚生活が破綻し、離婚するースも少なくないと言われています。
国際結婚におけるトラブル
アジア諸国の人は日本に出稼ぎでくる人も多く、日本に滞在したいがために、勝手に婚姻届を出されていた・・・という結婚詐欺や偽装結婚などのトラブルが発生することも多いようです。
中でも、中国人女性と仲介業者が日本人男性にお金を支払って偽装結婚をするケースが多く見られると言われており、このような偽装結婚の摘発者は2010年には前年よりもなんと25.6%も増加していたとみられます。
このような偽装結婚では、謝礼金が手に入るために、ホームレスの男性が中国人女性や韓国人女性と偽装結婚をしていたケースも数多く摘発されているようです。
このような仲介は、主に日本の暴力団と海外のマフィアとが提携して行っていると言われています。
他にも、国際結婚においては子供の奪い合いなどのトラブルも発生することが多いようです。
海外で国際結婚した日本人が、離婚後に子供を日本へ連れ帰るケースも増えている。
この影響により、2010年にはカナダ・フランス・英国・米国などの8カ国が共同で子の連れ去りを防ぐために、日本でもハーグ条約を発効し適用されるようになりました。
国際結婚のメリット
国際結婚と聞くと、どのようなメリットを思い浮かべますか?
自慢になる?他国の文化を味わえる?子どもをバイリンガルに育てられる?・・・他にもたくさんメリットはあります。
- お互いの文化を体験できる
- 結婚式を2つの国で挙げられる
- 両親や兄弟に新しい世界を体験してもらえる
- 子供がバイリンガルになる可能性がある
お互いの文化を体験できる
国際結婚には、相手の国の文化と日本の文化の両方を体験できるというメリットがあります。
1つの家庭の中に2つの国の文化に基づいたライフスタイルが共存するため、それぞれの文化をリアルに体験することができ、毎日新鮮な気持ちで過ごすことができます。
また、相手の国の文化を無理にすべて取り入れようとせず、好きなものだけを選んで取り入れることができるため、他の家庭にはないユニークな「うちだけの文化」を作ることもできるのです。
一つの国の文化だけに縛られることなく、視野を広げて生活をすることができるため、今までの人生よりも2倍以上楽しめることは間違いありません。
結婚式を2つの国で挙げられる
国際結婚をするカップルは、日本と相手の国の両方で挙式をする人も多いようです。
2つの国の結婚式の違いを知ることもでき、お互いの両親を合わせる機会も増えるために、家族としてもメリットがあります。
さらに、結婚式とは「人生に一度の大イベント」であると言われていますが、国際結婚の場合には同じ人と2度も結婚式を挙げることができるのもメリットであると言えるでしょう。
両親や兄弟に新しい世界を体験してもらえる
両親や兄弟に新しい世界を体験してもらえるのも、国際結婚ならではのメリットであると言えます。
まったくの未知の世界であった異国の異文化体験を、プレゼントすることができるからです。
自分たちが国際結婚をしなければ、おそらくまったく縁もゆかりもない国であったかもしれません。
そんな異国の文化に家族を介して体験することができるのは、両親や兄弟にとってもとても素晴らしい経験となるからです。
国際結婚式をして、相手の家族と自分の家族がひとつになるのは、「日本と外国の融合」でもあります。
お互いに国の垣根を越えてお互いの文化の良いところを尊重し合えるのは、国際結婚だからこそのメリットであると言えるのではないでしょうか。
子供がバイリンガルになる可能性がある
国際結婚をすることによって、子供がバイリンガルになる可能性があるのも、メリットであると言えるでしょう。
国際結婚をしたカップルの子供が、必ずバイリンガルになるとは限りませんが、同国同士のカップルよりもはるかにバイリンガルに育てるチャンスが多いからです。
親がそれぞれの母国語を子供に語りかけることによって、子供に2つの言葉を覚えさせるチャンスがあります。
とくに、国際結婚をした人は、外国語の習得がとても大変であることを知っているために、子供には早いうちから外国語を覚えさせようという意識も高いです。
国際結婚のデメリット
国際結婚は、メリットだけでなくデメリットももちろんあります。
後々から問題になって揉めてしまわないように、デメリットをしっかりと把握し、納得した方法で国際結婚をしましょう。
- 手続きが大変
- 祖国から離れての生活
- 食生活の問題
- 差別の問題
手続きが大変
国際結婚の一番のデメリットは、結婚の手続きが大変であることです。
日本人同士である場合には、婚姻届を役所に出せばそれだけで済みますが、国際結婚の場合には日本人同士の結婚よりも何倍も面倒な手続きがあるからです。
日本の役所の他に、相手の国の大使館に行ったり、それぞれの国で婚姻に必要な書類も多く、すべてを揃えるだけでもかなりの時間を要します。
さらに、婚姻関係を証明するための書類などは翻訳文も必要となるため、余計に労力が必要だといえます。
また、出産の際にも、子供をどこで産み、どこで育て、国籍はどうするかなどの、いろいろな問題が発生します。
国によっては徴兵制が義務付けられている国があったり、福祉制度が充実していない国もあったりと、出産をする際にはその国のいろいろな制度も視野に入れ、検討をする必要があります。
祖国から離れての生活
国際結婚をして、祖国から離れて生活をする場合には、その国によって習慣や宗教なども違うために、いろいろと苦労をすることが多々あります。
例えば、自分が無宗教であったとしても、結婚した相手がなんらかの宗教を信仰していた場合には、自分もその宗教を信仰せざるを得ません。
また、日本とはまったく違う習慣がある国もたくさんあるため、生活をしてみて初めてわかることも多く、その習慣に慣れるまでも時間がかかるでしょう。
他にも、自国に帰国する際には、航空券なども用意する必要があるため、その都度金銭面においても負担となることがあります。
このようなことから、祖国を離れての生活がデメリットであると思う人も多いようです。
食生活の問題
国際結婚をして他国で暮らす場合には、食生活の問題がデメリットとなる人も少なくありません。
日本人はもともと粗食でヘルシーな生活に慣れているため、海外の食が合わない人が多いからです。
すべての人が一概に食生活が問題になるとは限りませんが、多くの日本人は繊細であるために、脂っこい食事やその国独特の料理であるものなどは、受け付けないのでしょう。
相手の家族や親しい友人などに振る舞えば、きっと喜ばれるはずです。
差別の問題
昔ほどではないようですが、国によっては差別の問題も発生しているのが現実です。
自分は相手のことを理解して結婚を決めますが、自分と同じように親類が相手や相手の家族を受け入れてくれるとは限りません。
また、国際結婚をし、自分が相手の地元に行く場合には、自分だけでなく子供も差別の対象となる場合もあるため注意が必要です。
やはり子供であるために、外見的な特徴などからからかわれてしまうことも多く、「ハーフだから」というだけで偏見の目で見られることも少なくありません。
国際結婚する前に確認したいこと
国際結婚のメリットとデメリットを理解した上で、さらに確認しなければならないことがあります。
事前に確認したいこと
- 言葉の壁について
- 文化の違いについて
- 金銭的価値について
- 親戚付き合いについて
- 子供の教育方針について
- 「日本人」という幻想について
言葉の壁について
もし、自分が相手の国に移住する場合には、国際結婚をする前に言葉の壁が自分にとってストレスにならないかどうかを、確認する必要があるでしょう。
移住する場合には、必ずその国の言葉を使わなくてはいけなくなるからです。
また、相手の家族や友人などともコミュニケーションを取らなくてはいけないため、相手の国の言語はもはや必須となります。
そのため、まずは自分でも相手の国の言語を覚えるために、努力をすることも大切です。
たいていは移住をしてしまえば、生活をしていく上でもその国の言葉を使わざるを得なくなるため、自然と習得すると言われています。
しかし、言葉の習得は年齢や向き不向きもあるために、まれに移住をしても覚えられず、それがストレスとなり、離婚に至るケースもあるようです。
このようなことにならないためにも、事前に言葉の壁が自分にとってストレスとならないかを、確認しておく必要があるでしょう。
文化の違いについて
国によってさまざまな文化の違いがあるため、それを受け入れられるかどうかも、国際結婚の前に確認する必要があるでしょう。
とくに、自国よりも発達が遅れている国や、ある特定の宗教を根強く信仰しているような国に移住する場合には注意が必要です。
国によっては、自分には到底理解できないような習慣や健康法などもあるため、どんな生活でどんな習慣があるのかなどを、一度事前に自分でも調べてみる必要があります。
今ではメディアが発達しているために、普通に暮らしていてもいろいろな国の情報をある程度得ることができますが、実際に住む場合にはその程度の知識では不足である場合が多いからです。
そのため、その国の習慣や健康法などは、必ず事前に下調べをしておくことをおすすめします。
金銭的価値について
国により金銭的な価値にも違いがあるため、事前に確認することが大切です。
とくに、発展途上国の人との国際結婚である場合には、自分の給料よりも相手の給料の方が少ないことも多いため、最悪の場合には生活費のすべてを自分が払わなければならなくなる可能性も十分にあります。
そして、場合によっては相手の親族までもが、あなたを金銭的な面で頼るようになり、何かにつけてお金の面倒をみなくてはならなくなるおそれもあります。
また、熱心に宗教を信仰しているような国であれば、貧しい生活であるにもかかわらず、信仰のためには多額のお金をつぎ込むが当たり前だという、日本では考えられないような金銭的な価値観を持っている人も多いと言われています。
そのため、あなたにはその金銭的価値がまったく理解できないために、だんだんとそれがストレスになってしまうこともあるので、そのような価値観の違いも事前に確認しておく必要があるでしょう。
親戚付き合いについて
日本も親戚付き合いは親密である方だとは思いますが、それ以上に家族の繋がりが深い国の人もいるため、親戚付き合いの親密さも事前に確認しておいた方が良いでしょう。
日本人は家族を大切にしながらも、ある一定の距離感などを保つことが多いため、結婚後も割と自由に暮らせる国であると言えるでしょう。
しかし、国によっては「家族が第一」であり、どんな時でもどんな場所でも、いつでも親戚が一緒であることが普通である国もあるのです。
そのため、せっかくの新婚生活でさえ、いつも誰かしらが加わってしまい、夫婦二人で過ごすことなど皆無となってしまうこともあると言われています。
このように、自分のプライベートすら脅かされるほど、親戚付き合いが親密な国もあるため、この生活に耐えられないようであれば、一度移住することを考え直す必要があるかもしれません。
パートナーには問題がなくとも、親戚付き合いなどが原因で離婚と至るケースもあるため、どの程度の付き合いをしているのかを、事前に探っておくことも重要であると言えます。
子供の教育方針について
国により子供の教育の仕方に違いがあるので、国際結婚の前に確認しておく必要があります。
二人だけの生活の時には、まったくわからない部分でもあるため、事前にお互いに話し合うことが大切であると言えるでしょう。
とくに、先進国の人の場合には、自分も生まれた時からいろいろな教育を受けてきた人も多いため、幼いうちから英才教育を受けさせたがる傾向があるようです。
しかし、人によっては英才教育よりも、その子供の個性や独自の才能を発見し、伸ばしていきたいと考える人もいるでしょう。
「日本人」という幻想について
外国人の「日本人に対するイメージ」が偏っているために、トラブルとなるケースもあります。
相手が自分に「幻想」を抱いていないかを事前に確認することも重要であると言えるでしょう。
例えば、外国人の男性は、日本人女性に大和撫子のような理想のイメージを抱くことが多いため、パートナーが自分に対して勘違いしている場合には注意が必要です。
日本人女性は、「いつも男性の後ろを三歩下がって歩く」というような、常に男性を立て、控えめであるというイメージとともに、彼らの中でそれが「自分のわがままを許してくれる優しい女性」であると、都合のいいように勘違いした解釈をしている人もいます。
そのため、自分勝手な妄想をされている場合には、結婚後にその違いに気づきあらぬ言いがかりなどをつけられるおそれもあるため、パートナーが「日本人」に対して間違った幻想を抱いていないかを、事前に確認することも重要です。
国際結婚を続けるために大切なこと
国際結婚は簡単なものではないけれど、この人と一生一緒に居たいと決めた相手なのですから、末永く幸せに生活していきたいものです。
ここでは、うまく結婚生活を送るために大切なことを紹介していきます。
国際結婚生活で大切なこと
- 忍耐力
- 寛容さ
- コミュニケーション
- あきらめない
- 否定しない
忍耐力
国際結婚を続けるためには、お互いに育った環境も言葉も違うために、理解し合うにも時間がかかることから、忍耐力が必要であると言われています。
文化や習慣なども違うために、最初はわからないことだらけなのは仕方のないことです。
そのため、お互いに理解をするには、まずは相手の話をじっくりと聞くようにし、もし分からない・理解ができないことがる場合には、理解できるまで何度も質問をするなどの、忍耐力を持って接することが重要であると言えるでしょう。
寛容さ
お互いの違いを理解し、それを受け入れるためには、寛容さも大切です。
文化や習慣が異なるために、もともとの考え方自体がまったく違う人であることの方が多いため、それに対してストレスを溜めるのではなく、「何が相手をそうさせているのか」などの、相手のことを思いやる心の余裕を持つことが重要ではないでしょうか。
また、相手を理解し相手に対してどんな時でも寛容に接し、尊敬の気持ちを決して忘れないようにすることも、国際結婚を長続きさせる秘訣であると言えるでしょう。
コミュニケーション
国際結婚を長続きさせるためには、相手とコミュニケーションをきちんと取ることが重要です。
文化や習慣が違うために、自分がまったく理解できないような言動や行動を相手が取ることもあるでしょう。
しかし、それを頭から否定するのではなく、「こういう考え方もあるのか」と、冷静に捉えることもコミュニケーションを円滑にするためには必要です。
また、コミュニケーションとは、語学力だけの問題ではなく、いかに相手を理解しようと努めるかというその「思いやり」の心がとても大切であると言われています。
このような、思いやりの心を持って、相手と密なコミュニケーションを取ることが、国際結婚を長続きさせるポイントであるとも言えるでしょう。
あきらめない
たとえ、言葉のコミュニケーションが困難であったとしてもあきらめず、自分の言いたいことがきちんと伝わっていない場合には、何度も繰り返したり別の言い方や方法などで、相手に伝える努力をすることも大切です。
「言葉が通じないから」「文化が違うし、考え方も違うから」と言って、すぐに相手を理解することをあきらめてしまうと、それ以上二人の関係は深いものに発展することはないでしょう。
そのような状態で国際結婚が長続きするはずはないので、相手になかなか理解してもらえなくても、あきらめずに何度も話すようにする姿勢が大切です。
否定しない
自分の常識が相手の常識であるとは限りません。
相手の文化や考え方の違いを否定せずに、受け入れるように努力することも、重要です。
特に、文化や習慣が違えば、考え方が異なるのは当然であり、その常識が違うことも多いことでしょう。
自分の国の文化や考え方と違うからといって、相手の国や文化を否定するのは、相手のことを否定していることと同じようなものです。否定された相手はとても傷ついてしまいます。
あなたも相手に国や文化を否定された場合には、深く傷つくはずです。
国際結婚した人のおすすめブログ
それでは、テレビや雑誌では見られない、生の国際結婚生活を見てみたいと思いませんか?
ここでは、色々な国の国際結婚ブログをご紹介しますので、是非あなたの国際結婚に向けて参考にしてみて下さい。
ロシア人と結婚した人のブログ
元ミス〇〇のロシア人の美人妻を持つ、日本在住の日本人男性のブログです。
株取引きを行っている人であるため、株取引きとロシア人妻の話題がメインではありますが、元ミスの女性だけありとても美しい奥様です!
惜しげもなくロシア人美人妻の写真をたくさん載せているので、ロシア人女性との国際結婚生活に興味がある人は、参考にしてみてください。
成長株投資とロシア妻との日々
中国人と結婚した人のブログ
こちらはブログが書籍化されており、漫画本が累計80万部を突破している大人気オタ作家のブログです。
「アルファブロガー・アワード2010」を受賞しており、オタクの「ジンサン」こと井上純弌さんと、中国人の奥さんとの結婚生活をマンガで描くブログ「中国嫁日記」です。
4コマ漫画なのでとても見やすく、わかりやすいのが特徴です。
興味がある人は、漫画本も購入してみるとより中国人妻との生活が理解できるかもしれません。
中国嫁日記
韓国人と結婚した人のブログ
韓国人の旦那さんと結婚をし、現在は韓国に在住している日本人の女性のブログです。
韓国のリアルな生活を見ることができるので、韓国での生活に興味がある人にはおすすめのブログです。
更新日数も多いので、読み応えもあります。
韓国での子育てなどが中心になっているので、結婚後に韓国に住み子育てをしたいと考えている人には、とても参考になります。
韓国生活
メリットとデメリットをふまえて幸せな国際結婚生活を!
国際結婚の基礎知識から、国際結婚のメリット・デメリット、国際結婚の前に確認したいことや長続きさせるために大切なことなどをご紹介してきました。
国際結婚とは、日本では近年増加をする一方で、犯罪とも関わりのあるものが多いため、いろいろなトラブルに巻き込まれないためにも、注意が必要であると言われています。
また、国際結婚をするにあたり、違う国の文化を融合させることができたり、家族にも異文化を体験させることができることや、子供がバイリンガルになる可能性があることなどのメリットがあります。
その一方で、結婚の手続きが大変であったり、他国に移住する際にはストレスや慣れない習慣などが負担になるなどの、デメリットも多いと言われています。
そのため、国際結婚をする前に、きちんとお互いの国について理解を深めることや、生活の違いや金銭的価値の違いなど、現実的な部分でも確認をしておくことが大事であると言われています。
そして、国際結婚を長続きさせるには、時間をかけてお互いを理解するための忍耐力や寛容さ、コミュニケーションをきちんと取ること、そして理解をすることをあきらめないことが重要です。
もし、本当に国際結婚をしたいと思っているのであれば、これらのことを確認しつつ、紹介している国際結婚をした先輩のブログでリアルな国際結婚生活を参考にしてみると良いのではないでしょうか。