子育て主婦が感じた在宅ワークのメリット・デメリット

子育て主婦

家事や育児に追われて働きに出ることが難しいけれど、「収入を得たい」。そのように感じている方達の間で、在宅ワークが注目を集めています。
わたし自身も出産をきっかけにそう感じ、看護師を辞めて1から在宅ワークを始めた1人です。

ちなみに、平成27年度の厚生労働省の調査によると、クラウドソーシング(インターネットでお仕事の受注ができるサービス)に登録しているワーカー数は「全体で200万人を越えている」ことが明らかになっています。

このことからも、近年、働き方として「インターネット上の仕事」が普及してきていることがわかります。

わたしは現在、Webコンテンツのライティングを主に在宅で仕事をしていますが、在宅ワークを始める前は不安な気持ちが大きかったです。

しかし勇気を出して始めてみると、子育て中の身には「メリットを感じること」の方が圧倒的に多いです。

今回は実際の経験をもとに、「育児中の主婦が在宅ワークをするメリットとデメリット」について詳しく考察していきます。在宅ワークを始めようか悩んでいる主婦の方や、在宅ワークに興味をお持ちの方の参考になれば幸いです。

在宅ワーカーとノマドワーカーの違い

在宅ワークについて調べていると、必ずと言っていいほど「ノマドワーカー」というワードが出てきます。

ノマドワーカーと在宅ワーカー、言葉は似ているようですが、実は意味に違いがあります。在宅ワーカーは、「基本的に家で仕事をしている人」のことを指します。

例えば、自分で仕事を受注して自宅で仕事をする人がこれにあてはまります。そのほかにも、「会社の仕事を自宅でしている」という人も在宅ワーカーに当てはまります。働き方改革という言葉もあるように、「自宅での仕事」を許可している企業も増えてきています。

尾崎
総務省の平成29年通信利用動向調査によると、我が国の企業におけるテレワークの導入率は13.9%”となっており、各企業でも自宅での仕事を推進し始めています。

一方、ノマドワーカーは「仕事場所が自宅に限られていない」ことが特徴になります。
カフェなどに出向き、ノートパソコンを使って仕事をしている人の姿を想像するとわかりやすいです。

わたしは育児をしながらの仕事ですので、カフェに出向いて仕事をすることはありません。つまり、「ノマドワーカー」ではなく、「在宅ワーカー」に分類されるといえます。

在宅ワークをするメリット

育児中に在宅ワークをするメリットからお伝えします。

メリット
  • 仕事の時間配分を自分でできる
  • 朝の身支度と通勤時間がゼロ
  • 子供と関わる時間が大幅に増える
  • 職場の人間関係に悩まなくて済む
  • 子供の体調不良に柔軟に対応できる
  • ネットがあればどこでも作業できる
  • 収入の可能性は無限

これらについて、ひとつずつ解説していきます。

仕事の時間配分が自由

外に働きに出るとなると、決まった時間は必ず仕事に充てなければなりません。しかし、在宅ワークは基本的に自分の好きな時間に仕事をすることができます。

そのため、「子供のお昼寝時間」や「夜寝かしつけをした後」など昼夜問わず子供のペースに合わせて仕事をすることが可能です。また、子供が昼間に昼寝をしてくれなかった・・・という日も多々あります。そんな日には「夜多めに作業をする」など、自分で時間調整することができます。

育児をしていると、自分の思い通りに時間を使うことは非常に難しいことです。
しかしこのように「自分で時間を調整して仕事ができる」という点は、子育て主婦にとっては大きなメリットとなります。

朝の身支度・通勤にかかる時間がない

育児中の主婦にとって朝は何かと忙しいものです。
朝ごはんの用意や、子供の着替え、離乳食の準備・・・会社勤めであれば、これらにプラスして自分の身支度や通勤時間も必要になります。

しかし、在宅ワークは通勤時間がゼロです。外に出る必要もないので、化粧をする時間も必要ありません。わたしはほとんど毎日スッピンに寝間着で過ごしていますが、これは本当に楽です。

株式会社アイドマ・ホールディングスが2019年1月28日~2月1日に「在宅ワークに関する実態調査」を行っています。その際の「今までの働き方と在宅での違い」に関する質問では、「通勤時間がなくストレスがない」という回答が52.0%を占めているのです。

在宅ワークに関する実態調査

このことからも、多くの在宅ワーカーが「朝に使える時間が増える点」にメリット感じていることがわかります。

まれに打ち合わせなどで、ビデオ通話をする機会もありますが、そういった時は「眉毛を書いて口紅を塗る」程度の準備は必要になります。それでも3分で準備完了ですし、直前に準備すれば問題ありません。

忙しい朝に仕事の準備にかかる時間がゼロというのは、在宅ワークならではの大きなメリットです。

子供と関わる時間が増える

なんといっても在宅ワークは家で仕事ができますので、ずっと子供と一緒にいる事ができます。しかし、会社員として働くのであれば、子供を朝から夕まで保育園に預ける場合が多いです。

わたしは仕事をしたいと思いつつ「小さい子供の成長を近くで見ていたい」という気持ちが強かったため、毎日子供の傍に居ることができる点は、自分にとって非常に嬉しいメリットになっています。

在宅ワークであれば、「仕事をしたい」「子供のそばに居たい」どちらの希望も叶えることが可能です。

職場の煩わしい人間関係がない

看護師として勤めていた時期は、毎日職場の人間関係に悩まされていました。
中には「子供の体調不良で休みが多い」と陰で言われている方もいたので、特に出産してからは仕事の人間関係に対して不安を持っていました。

しかし在宅ワークでは、ほぼ人間関係は必要ありません。愚痴が聞こえてくることも、飲み会で上司に気を使う場面もまったくありません。

もちろん在宅ワークでもビジネスマナーは大切になります。しかし、同僚や上司の顔色を伺うよりも、仕事に対して真剣に取り組むことの方が重要です。

職場の人間関係が良好で、職場でも人と積極的に関わりを持ちたいタイプの方にとってはメリットにはならない可能性もあります。しかしわたしのように人間関係が得意ではない人にとっては、人に気を使わなくて済む点は大きなメリットとなります。

子供の体調不調にも柔軟に対応できる

子供は体調不良を起こしやすく、臨機応変な対応が必要になります。そのため育児をしながら会社勤めをするとなると、欠勤や早退することが多くなってしまうのが現実です。場合によっては、他の家族に子供の看病をお願いする必要も出てきます。

しかし、在宅ワークであれば、前述したように仕事の時間調整が可能です。
勤務の時間に縛られることがないので、「子供の体調不良で・・・」と同僚や上司に迷惑をかけるということもありません。

子供が体調を崩したときは、ママである自分が近くに居て看病してあげたいものです。そういった状況に臨機応変に対応できる点も、在宅ワークの大きなメリットとなっています。

ネットがあればどこでも作業できる

これは在宅ワークに限ったことではありませんが、インターネット上のお仕事はネット環境とパソコンさえあればいつでも、どこでも仕事をすることが可能です。
勤務地が決まっていないというのは、今後の人生を考えるうえで非常にメリットだといえます。

例えば旦那さんの転勤がある方でも、場所にとらわれず仕事を続けることができます。
また、マイホームを考える際に、会社勤めであれば必ずと言っていいほど「勤務地」を考慮する必要がでてきます。そういった長い目でみても、「就業場所に決まりがない」というのは、非常に大きなメリットだといえます。

収入の可能性は無限

在宅ワークをするデメリット

在宅ワークにはメリットも多くありますが、デメリットが多くあるのも事実です。
実際に働いてみて、わたしの中では以下の4点が主なデメリットとなっています。

デメリット
  • 仕事はすべて自己管理
  • 人と関わる機会が少ない
  • 安定した収入は保障されていない
  • 悪徳な業者に注意する必要がある
  • 運動不足なって太る(私だけ?)
  • 光熱費がかかる
  • 家にいるから家事をしなくてはいけない雰囲気になる
  • 見た目に気を使わなくなる(イメージなので入れなくても入れても良いです。)

これらについて詳しく解説していきます。

仕事の自己管理が必要

在宅ワークは基本的に、誰にも「今日はこの仕事をしてください」「何時になったらこれをしてください」などの指示をされることがありません。仮に1日仕事をしなかったとしても、上司に怒られることもありません。

自由に時間を管理できるというのは、いくらでも手を抜くことができるという事です。そのため、自分で仕事のスイッチを入れて頑張る必要があります。

あまりにも手を抜きすぎてしまい、「質の低い仕事内容になってしまう」「締め切りに間に合わない」ということにならないように、自分でやる気のコントロールをすることが大切になります。

人との関わりが少ない

育児中の在宅ワークとなると、話す相手は主に家族だけになってしまいます。そのため、外で働く場合と比べて人と関わる機会が少なく、引きこもりがちになってしまいます。

わたし自身、引きこもっていたことによって気持ちがふさぎ込んでしまう時もありました。そのような時期は、スーパーの店員さんと関わるだけでも気分が明るくなったことを覚えています。

育児をしながら在宅ワークをする場合は、昼間に子供と支援センターに行ったり、時には仕事の手をゆるめて旦那さんに話を聞いてもらう時間を作ったり、自分で孤独を感じないように工夫する必要があります。

安定した収入の保障がない

会社勤めであればある程度の決まった収入は保障されています。しかし、在宅ワークは自分で仕事を探したり、クライアントさんにお願いしたりして仕事を発注してもらいます。

仮に継続して発注してもらっている仕事が打ち切られてしまった場合や、募集している仕事に応募してもまったく受からないという状況が続けば、収入がゼロになることもあり得るのです。
そういった意味では、在宅ワークは収入の安定性には欠けるといえます。

仕事をもらう先を1つだけにせず、いくつかのクライアントさんから発注してもらうなど、自分で仕事の工夫をすることが必要になります。

中には悪徳な業者も居る

仕事を発注してくださるクライアントさんは、良い人ばかりではないのが現実です。在宅ワーク初心者や主婦を狙ってお金を取ろうとする人もいるのです。

「初期費用で〇〇円が必要になります」とお金を取ろうとするケースや、「サイトに登録して報酬を上げましょう」と称して、個人情報の入力を促されたりするケースが実際にあります。

参考 副業・在宅ワーク詐欺被害でお困りなら詐欺被害緊急ホットラインへ詐欺被害緊急ホットライン

実際に消費者庁でも、「在宅ワークを希望する人への多額な金銭の請求」に対して、注意喚起を行っています。会社勤めであれば、ある程度は会社に守られていますが、在宅ワークは自分で自分の身を守ることが大変重要になります。

被害に遭わないために、わたしは以下の点について気を付けています。

被害に遭わないために気をつけること

  • 会社名や電話番号、オフィスの所在地は正確な物か
  • 仕事を始める際にお金がかからないかどうか
  • 「すぐに〇〇万稼げます!」など、あまりにも高収入な案件ではないか
尾崎
わたし自身も、ある案件に応募した際に個人情報を聞かれた経験があります。情報はお伝えせずお仕事はお断りしたため、悪い業者だったかどうかは定かではありません。

しかし、自分の安全を守ることができるのは自分の判断しかありません。在宅ワークをするにあたり、「安全管理」については絶対に慎重にするべきだと考えています。

運動不足なって太る(私だけ?)

個人的にこの「運動不足」は大きなデメリットとなっています。
仕事時間はパソコンに向かって座っていることになりますから、肩が凝ったり足がむくんだりします。

それに加えて、育児中は子供のお世話や抱っこでも身体が凝るものです。そんな状況ではなかなか運動する時間も確保できないため、運動不足になりました。

尾崎
夜パソコンに向かっているとついついお菓子やカップラーメンを食べてしまうというのも日常茶飯事です。
わたし自身は在宅ワークを始めて、典型的な「体重が増えてしまうような生活スタイル」になってしまっていました。
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光熱費がかかる

外に働きに出る場合だと家の電気は使わずに済みますが、在宅ワークは一日中家に居る事になりますので、光熱費がかかってしまいます。

尾崎
わたしの場合は、パソコンに使う電源はもちろんのこと、エアコンや照明にかかる料金が格段に上がってしまいました。冬は冷え込み、夏は暑くなる地域に住んでいるため、エアコン代がとても高くついてしまいます。

少しでも電気代を減らすために、厚着をしたり、薄着をしたりして節約を心がけています。また、1日中テレビをつけたままにしないという事も、大幅な節約になります。

家にいるから家事をしなくてはいけない雰囲気になる

基本的に家に居るのは自分になりますので、「家事できるよね?」といった雰囲気になってしまいがちです。

しかし、家事・育児をしながら仕事までこなしているわけですから、すべてを担うことは難しいのが現実です。頑張りすぎてしまっては身体を壊してしまい、育児にも支障がでてしまいます。

家族でしっかりと話し合って、在宅ワークでもしっかりと「仕事」をしているということを理解してもらう必要があります。

尾崎
わたしも家族には「仕事に時間がかかっているから、今日は家事をお願いしたい」など、家事を積極的に頼んでいます。家族の協力なしでは在宅ワークはできません。

見た目に気を使わなくなる

先ほどもお伝えしましたが、在宅ワークをしていると朝の身支度が不要になります。
そのため、基本的には髪は1つにまとめるだけですし、毎日パジャマにスッピンで過ごすことが多いです。

尾崎
私自身は「家の中ならどんな格好でも良いだろう」という考えを持っていますが、「日ごろから綺麗にしていたい」という方にとっては、見た目に気を使わなくて良いという点が、逆にデメリットになると言えます。

子育て主婦にとっての在宅ワークはメリットが圧倒的に多い

育児中の主婦が在宅ワークをすることによる、メリットとデメリットを挙げました。デメリットもあるもののメリットの方が圧倒的に多く、在宅での仕事は快適です。

在宅ワークも一長一短

一見すると在宅ワークは良い事だらけのようにも見えますが、なんといっても「自己管理」が重要だという点が、唯一デメリットであるといえます。

勤務時間、収入、安全管理、すべての責任が自分にかかっています。これらの点をしっかりとクリアすることができてこそ、在宅ワークの良い点を活かした快適な生活をすることができると考えています。

家事・育児・仕事との両立で工夫していること

家事・育児・仕事をすべて両立させるのは、在宅ワークといえども難しいことです。

小さい子供を育てていると、どうしても子供中心の生活になるのは必然です。育児をしているだけでも大変ですが、そこに家事と仕事も加われば「体力」も「根気」も必要です。

尾崎
わたしは、無理して仕事を詰め込みすぎないようにしたり、家事は極力家族で分担したりすることを特に気を付けて、無理のない程度に頑張ることで3つを両立させています。

平日のタイムスケジュール(主婦の在宅ワーカーの場合)

育児中の主婦の在宅ワークの、実際のタイムスケジュールをお伝えします。

7:00
起床~朝ごはんの支度・食事
8:00
子供がテレビを見ている間に洗い物
10:00
おやつ・外遊びや買い物など
12:00
お昼ご飯を食べさせる・自分も軽食を取る
13:00
子供のお昼寝タイム・仕事開始
15:00
仕事終了・子供起床&おやつ
16:00
遊びの時間
18:00
主人帰宅、ご飯の準備
20:00
お風呂とごはん洗い物を一気にこなす
21:00
子供就寝・仕事開始
24:00
仕事終了・就寝

毎日この通りとはいきませんが、基本的には子供が寝ている間に仕事をしている状況です。
お昼寝を充分にしてくれなかったときは夜にずらして仕事をするなど、その時の子供の様子に合わせて生活できています。

在宅ワークを探すならどこがおすすめか

在宅ワークは基本的に自分でお仕事を探す形になります。実際にわたし自身が使用している、おすすめのサイトについてご紹介いたします。

ランサーズ

ランサーズ
ランサーズは日本最大級ともいわれているクラウドソーシングのサイトの1つです。

簡単なデータ入力や、アンケートに回答する案件は手軽に始めることができ、隙間時間を使ってできる仕事がたくさんありますので、時間を有効活用したい子育て主婦にとってはありがたいサイトです。

他にも、「プロジェクト形式」のお仕事もあります。
クライアントさんの募集(依頼)に立候補(提案)して、その中から当選した人が仕事をすることができるといった仕組みとなっています。

わたしはこのプロジェクト形式の募集に応募して、ライティングのお仕事を探しています。

クラウドワークス

クワウドワークス
こちらもクラウドソーシングサイトの中で人気のあるサイトの1つです。
クラウドワークスにも簡単なデータ入力や体験談の投稿など、隙間時間を使ってできるお仕事がたくさん上がっています。

匿名でやりとりすることができますし、クライアントさんの評価を確認することができますので、安心してお仕事を探すことができます。
また、クラウドワークス内でそれぞれにおすすめの仕事を配信してくれますので、毎日チェックすると良い仕事に巡り合える可能性が高くなります。

ママワークス

ママワークス
主婦の方に向けた、在宅ワークに関する求人を多く紹介しています。
プロフィールと経歴を登録し、気になった求人に応募するというシステムで、気軽に使用できます。

データ入力やライティングのお仕事も紹介していますが、他にも、自宅でできるテレフォンアポインターのお仕事なども紹介されています。子育て中の方や主婦の方の歓迎した、様々な種類の求人を探すことができます。

経験や資格が必要なお仕事から、初心者でもできるお仕事まで数多くありますので、気になった方はチェックされてみてくださいね。

ママになっても働くことを諦めないで

子育て主婦が在宅ワークをする事にはメリットもありますが、デメリットもあります。
今回ご紹介したメリット・デメリットについてまとめると、結果的には在宅ワークは育児中の主婦にとっては「良い事だらけ」です。

仕事時間や安全の管理さえ自分自身でしっかりと行うことができれば、育児と仕事を両立しながら快適な在宅ワークライフを送ることが可能です!

この記事を通して、「育児をしながらの在宅ワーク」を始めるか悩んでいる方の参考になれば幸いです。